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本を通じて、他者と繋がる。

『知識は、人類共有の財産である。』



なかなか継続できずにいた読書習慣を生活に取り入れたくて、今週は”読書”について考えることがいつもより多い日々でした。

そんな中で改めて感じたのが、冒頭でのひとこと。

現代では多くの時代、多くの国々の名著にも気軽に触れることができ、最近は電子書籍で家にいながらそれらを瞬時に読み始められるようにもなりました。

”知識は全ての人に開かれている”

そんな時代を生きることができて、幸せだなと改めて実感します。


読んでみたい本はたくさんあるので、目と耳と、そして情報を処理する頭が動いてくれる限り、”読書”を趣味にしていれば死ぬまで暇はしないなと、そんな信頼も読書へ寄せていました。

「読む」と「書く」。

今後も長い付き合いになりそうです。




数日前につぶやきでも書いたのですが、
最近「知識って、みんなと共有しているんだなぁ」と、強く実感した出来事がありました。
(その時のつぶやきがこちら。)

図書館の本への書き込みはもちろん良くないことなのですが、
内容が難しく、自分もノートにまとめながら進めないと理解が追い付かない本だったせいもあり、『自分以外にも読んでいる他者がいる』ということが、とても励みになった出来事でした。

大人になると、本を読んでいる真っ最中に第三者の介入を受けることがほとんどないので、そんな面が強く新鮮に感じられたのかもしれません。





もう一つ、他者とのつながりを感じた出来事が。

少し前にメルカリで入手した岩波文庫の「老子」。
この本をよく見てみると、

白い文鳥のシールが!

購入した時すでに貼ってあったのですが、とても可愛くてすぐ気に入ってしまいました。笑

前の持ち主が貼ったのか、
もっと前の持ち主なのか・・・
何故こんな可愛いシールを貼ったんだろう?
どうして白い文鳥だったのかな・・・?


色々な想像が掻き立てられますが、
何より、「老子」の本を学んだ人物の気配が少し具体性を伴って浮かび上がり、次の持ち主となった私に『知識のバトン』が渡されたことが、よりリアルに感じられ、非常に印象的な出来事となりました。





本から知識を得ることで、それぞれが自身の経験をもとに咀嚼し、新たな知恵やアイディアとして世に再び送りだす。
それらは姿形を変えながら時間も国も大きく超えて縦横無尽に循環しているのかもしれない・・・


先人たちが人生を懸けて辿り着いた叡智を、一冊の本として気軽に読むことができることへ改めて敬意の念を抱きつつ、今夜はいつもより少し姿勢を正して本に向かってみようと思いました。



では、今日はこの辺で。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございます。


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