得手、増えて

こんにちは。音海奏乃です。
今回は、気づいたことのお話。
得意と不得意のバランスとは……。

誰にだってある

突然ですが、質問です。
得意なことはありますか？
そう聞かれたら、なんて答えましょう。

早寝早起き、走ること。
おいしくご飯を食べること。
掃除、歌、習字、などなど……。

大小問わずに、一つはありますよね。
「何にもないけど……」
そう思った方もいるかもしれません。
ここは、面接試験の会場ではありません。
ご安心ください(？)

自分が得意なら、なんだっていいんです。
人と比べて、じゃない。
自分が、できるかどうかです。
もっと言えば、自然にできることです。

例えば、私は料理が得意です。
が、冷蔵庫の中にあるものでしか作れません。
基本調味料があれば、おいしく作れる。
日持ちするおかずも作れます。

……が！
カレーは固形のルーでも失敗します。
ウィンナーを焼けば、なぜか高確率で生焼け。
(焦げ目もあって、必要時間過熱しているはずなのに)
そんな、ちょっとマイナスなところまでがセット。

それでも、自分は息をするようにできる。
やりたくないなー。
そんな日も、食材を見ては、組み合わせを考えている。
なにより、楽しい！ おいしい！ うれしい！
ので、得意と言っています。

ただ、もちろん不得意もあります。

例えば、アクセサリーの撮影。
それから、説明文、お知らせ……。
作るのは得意でも、こういったことは不得意。
学んでも、練習しても、なぜかイマイチ。
鍾乳洞のほうが早く育つかも……。
そのくらい、成長が遅いのです。

だから、何度もやめそうになりました。
向いてない、やめちゃおう、って。
だけど、あきらめられなくて。
これはもう、執着かも、なんて思いつつ。
苦戦していたある日、気づきました。

得手、増えて

人には誰しも、得手不得手がある。
得意なこと、不得意なこと。
あるのが当たり前。

不得手なんて、ないほうがいい。
何でもできるのがすごい。
ずっと、そう思ってきました。

しかし、そうではなかったのです。
不得手があるからこそ、得手もある。
不得手は、得手にすることができるのです。

そう思うと、少し楽になりました。
今は、苦手。今は、不得手。
そう、【今は】なんです。

今の不得手は、未来の得手。
そうなるかもしれない。

今、不得手だからこそ、未来で、得手が増える。
そう思えば、なんだかゲームみたい。
得手を増やすゲーム、それなら、楽しそう。

どうしても不得手なら、手を引く。
そういう考え方もありです。
ただ、納得して、手を引きましょう。

得手な方に、お任せする。
得手が生きて、不得手に悩む時間が減る。
それなら、お互いに幸せだと思うのです。
やがて自分の得手が、誰かの役に立つ。
そういう可能性も、ありますよね。

得手、増えて、楽しい！
そう、都合よく思いながら。
少しずつ、成長していきます。