初めての天体観測

こんばんは、かなです。「初めて天文に触れる方へ」で、身近な所で星を見ようとお話ししましたが、それについてもう少し詳細に触れたいと思います。

玄関やベランダで見るメリット・デメリット

星や宇宙に興味を持って「じゃあ暗いところへ行こう!」となって1・2時間かけて暗い場所に行くのもいいとは思いますが、それを始めにやってしまうとハードルが高くなりませんか?なぜ玄関やベランダなのか。メリットデメリットを挙げてみました。

メリット
・寒かったり、体調が悪くなったらすぐに家に入れる事
・星が十分に楽しめる

デメリット
・家のそばにある建物や町の光や木が邪魔で見えない。
・2階建て以上の家での観測ではベランダは乗り出すと危険。玄関も同様。

寒かったり体調不良になったらすぐ家に入ってやめる事ができるのはとても大きいです。外に出てしまうと休む所を探さないといけなくなります。
「星が十分に楽しめる」とあるのは、場所にもよるかもしれませんが、都会でも地方でも多くの家ではちょっと外に出て星を見るだけで楽しめます。例えば、都会でも夏の大三角は見つけることができます。そういうのを探すだけでも立派な天体観測ですよ。

デメリットは、文字通り、光や建物、木などで遮られて星を見るのに不都合な環境があったりします。そういった場合、ベランダから身を乗り出して無理に星を見ようとしたりしないで下さいね。大変危険です。

玄関・ベランダ以外の観望場所・注意

玄関やベランダで物足りない!そんな場合。近くに行けるオススメスポットとして一番なのは近くの公園だと思います。公園は電灯もありますし囲うように木などが立ってたりしますが、トイレがついている所もありますし、公園の広さによっては星見にいいスポットが見つかるかもしれません。

注意点
・なるべく一人では行かない
・騒音を出さない
・ゴミを散らかさない

二人以上で行くと一人よりかは安全です。
それから騒音。公園のまわりは民家が建っている所も多いはず。うるさい音やしゃべり声で周りに迷惑をかけるのはやめましょう。
私は公園で天体観測する時、周辺に自分の出してないごみが落ちていたら近くにゴミ箱があったら捨てるか、なければ持ち帰る事を心がけてます。来た時よりも綺麗に。

もし、10人以上で公園貸しきって天体観測!なんて事態になったら、まずは市区町村、公園の管理者に許可を必ずとっておきましょう。これもマナーの一つです。

天体観測で持っておくべきもの

これは玄関やベランダであったり、公園であったりそれ以外の場所でも。
天体観測に出かける際に少なくとも持っておいた方がいい物を紹介します。

・懐中電灯
・懐中電灯(赤色)
・ブランケットや羽織るもの
・星座早見盤(あれば)orプラネタリウムアプリ

暗い場所だと足元が見えません。懐中電灯を使いましょう。
天体観測が始まったら、普通の懐中電灯ではなく、赤色の懐中電灯をつかって早見盤や本などを見て下さい。普通の懐中電灯を使うと、せっかく目が星に慣れてきたのに懐中電灯の明るさで台無しに。でも赤色の懐中電灯を使うと目に優しく刺激しないので、天体観測では必須とされています。
赤色の懐中電灯持っていなければ懐中電灯に100均で買った赤セロハンをくっつけて変わりにしてください。(でも売られている赤色ライトがあればベスト)
あと何よりも一番大切なのは防寒対策。春夏秋冬どの季節も防寒対策しっかりして下さい。春夏も長時間同じ場所にいると体が冷えるのでブランケットや羽織るもの(長袖)を持って出かけて下さい。秋冬は厚めに着こむか、カイロなども用意して防寒対策万全にしましょう。

プラネタリウムアプリは目によくないんじゃないの?

初めて天文に触れる方へ」でも紹介したプラネタリウムアプリなんですが、スマホの光が上記で書いた通り目を刺激させてしまうので本当は天体観測には不向きではないかと私は考えています。しかし今の時代ではその考え方は時代遅れなのかなとも思います。なのでできるだけ星座早見盤を使って欲しいと思い、持ち物に星座早見盤を付け加えました。これは筆者かなの思いであって強制するものではないのであなた自身におまかせします。

最後に

長々と書いてきましたが、玄関・ベランダ→公園ときて物足りなくなったら安全に天体観測ができる場所に移動すればいいと思います。様々な観測場所があると思いますが、どこへ行っても安全を心がけて下さい。楽しい天体観測ライフを!