私の思い描く未来

 久しぶりのnoteでうまく文章化できるか分からないが、今回は私の思い描く未来について綴ろうと思う。

自分の将来像が見えない小・中学生時代

 小・中学生の頃、周りの友人は徐々に自分の"夢"を思い描く中、私は高校2年生の夏頃まで、"夢"というものを持ったことが無かった。
 親や学校の先生からは「自分の将来はゆっくり決めればいいよ。」と言われていたが、自分の中では焦りがあった。自分の将来像というものが全くない自分がおかしいのではないかと感じることもあった。
 もちろん学校は"自分の将来のために学ぶ場"であるため、授業や友人との会話の中で、自分の将来について話さざるを得ないこともあったがその度に、「公務員になりたい」と言って、その場しのぎをしてきた。「父の職業であることと、収入が比較的安定している職業だから」という適当な理由をつけて、適当にあしらう日々だった。

初めて夢を持てた日

 そんな日々を続けていくうちに、気づけば高校生になっていた。高校も自分の将来像が思い描けなかったために、さまざまな進路に対応できる普通科高校を選択した。入学した途端、コロナ禍。自分の想像していた高校生活とはあまりにもかけ離れたスタートだったために、自分の将来を考える余裕もなかった。
 転機が訪れたのは2021年6月。高校2年生の初夏。小学5年生のときから好きだったが、ライブには1度も行くことができていなかった、秦基博さんのライブに初めて参加することになった。そのライブの名は"Green Mind2021"。本来であれば2020年のコペルニクスツアーで初ライブとなる予定だったが、コロナで中止。やっとの思いだった。
 叔母がチケットを取ってくれ、2人で鳥取県にある、米子コンベンションセンター(ビッグシップ)でのライブで初の生秦基博。本当に素敵な歌声とギターの音色。約2時間の公演時間ずっと秦さんに釘付けだった。


 ここで初めてこんな感情が芽生えた。


「音楽に関わる仕事がしたい!!」



 自分の将来像が見えた瞬間。秦さんのライブに参加したことで、「たくさんの人を幸せにできる"音楽"に関われたら自分も幸せになれる!!」と思った。
 この瞬間から、私は"音楽に関われる仕事"を調べる日々。調べに調べて選んだ将来の夢。

「音響エンジニア」

夢を実現するための進路選択

 夢が明確になり、次は進路選択。私は高校に入学する前、中学生の時から"国公立大学"に入ると決めていた。親にそう言われたのもあるが、貧しくもなく、裕福でもなく、兄弟も多い家庭で生まれたため、できるだけお金を使わずに進学したい。そう考えた結果だった。
 しかし、そううまくはいかなかった。音響や音楽について学べる国公立大学なんてそうそうない。いろいろな学校の資料を取り寄せて見ていくうちに、"専門学校"しかないのかなと思い始めていた。だが、両親は大反対。「大学は出なさい。」
 それからいろいろ話し合い、今通っている私立大学に第1志望が行き着いた。高校入学当初に決めていた未来とは違った。音響について学べる大学だ。
 入試も無事合格。大学生活が始まった。

大学生〜夢実現へ

 この4月で大学2年生になった。1年生では基礎を学習。無事単位も取得できた。約1年後、3年生になると就活が始まる。だからこそ、大学2年生のこの1年が本当に大事だと思っている。資格も取りたいし、音楽にたくさん触れる1年にしたい。そのために毎日を懸命に生きていこうと思う。
 私は必ず、今思い描いている"自分の将来像"を現実にする。そして、私に夢を与えてくれた秦さん本人にいつか、、、

「あの時の私に夢を与えてくださってありがとうございました!」
「今の私がいるのは秦さんのおかげです!」

そう伝えたいと思っている。

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