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インタビュー記事でやりがちな失敗3選

「会社の採用目的のインタビュー記事ってあんまり面白くないものが多いな…」
前からなんとなくそう思っていました。

自分自身もインタビュー記事を書く機会が増えてきたのですが、最初はうまく書けず、あまりにもつまらない記事を書いてしまっていました。

なので、今回は私も実際にやってしまっていた、インタビュー記事におけるよくある失敗と、それを回避するための方法を書いてみたいと思います。

やりがちな失敗① 切り口を考えずに紋切り型の質問をぶつける

多くのインタビュー記事がつまらない理由の一つは、「この記事は結局何を伝えたいのか?」が伝わって来ないからだと思います。

伝わらない、というよりも、そもそも明確に伝えたいことも書き手が自覚できていない、という方が正しいかもしれません。

紋切り型の質問をつなげていくことでなんとなく記事はできてしまいます。

紋切り型の質問とは、例えば

•仕事の内容を教えてください。
•仕事のやりがいは何ですか?
•どんな人にこの仕事は向いていると思いますか?

などです。

記事には必ず書く目的があるはず。
その目的に沿って、その人をどの切り口からインタビューするのかをまず考えるだけでも考えられる質問はより面白いものになります。

個人的にすごく大好きな記事を紹介させてください。

こちらの記事は、介護ってなかなか若い人に人気がないという現状に対して、「介護は若者に希望を与える仕事」というインタビュイーの主張がとても気になります。
ターゲットとなる若者も、「え?」と一度は読んでみたくなり、読み終わったときには少し仕事に対する見方が変わっている素晴らしい記事です。

若い人に敬遠されがちな介護の仕事の魅力を知ってほしいという目的を、同世代の人が「希望を与える仕事だ」という主張を説明するという切り口で見事に達成していますよね。

やりがちな失敗② インタビューする相手に事前に質問を共有しない

インタビューをする相手も一般人なので、インタビュー慣れしていることはほとんどないです。
なので、当日いきなり質問をぶつけても、ありきたりな答えしか返ってこず、結果、つまらない記事になってしまう可能性が高いです。

それを避けるため、事前に(遅くとも前日くらいには)「こういう切り口であなたをインタビューしたい」という前提と一緒に、質問とその質問の意図を送っておくのが良いと思います。

快くインタビューを受けてくれている人なら、きっと事前に目を通して、話すべきことを考えておいてくれるでしょう。

やりがちな失敗➂ タイトルを最後に考える

記事が読まれるか読まれないかを左右するのってやっぱりタイトルが9割だよなぁと思います。

それを、最後に考えてしまうと、どうしても読みたくなるようにまとめられないことが多いと感じています。

①の切り口とセットで、仮でも、「こういうタイトルにしたい」というのを決めておくと、それに合わせてインタビューを深ぼっていきやすいのでオススメです。

また、タイトルは考えているうちにワケがわからなくなってきがち。
そんなときには、私は一回心をまっさらにして、良質なタイトルがたくさんついているメディア記事を見て、「参考にできる型はないか?」と探してみます。

ちなみに、私がタイトルを考えるときによく見にいくのは有名ですがログミーです。


さいごに

採用コンテンツは、応募者に直接送り、事前に仕事の理解を深めてもらうという使い方をすることもあるので、その場合には事実をまず正しく伝える記事を作るのでも良いと思います。

ただ、どうせ作るなら多くの人に読んでもらえるようにブラッシュアップしていけたら良いですよね。

今後も、コンテンツ作成の気づきをつづっていきたいと思います。

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