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七十二候:麋角解 (さわしかのつのおつる)

今日から新しい季節が巡りました。
約5日ごとに巡る ❝七十二候❞ の季節のお話。

2022年最後の七十二候、12/27~12/31は「麋角解 (さわしかのつのおつる)」です。どんな季節かっていうと、オス鹿の角が生え変わる頃。メスの鹿は角が生えませんが、ほとんどのオス鹿は一年に一度、角が根元から自然にポロっと取れて、春頃にまた新しい角が生え始めるそうです。鹿の角が毎年、生え変わっていたなんてビックリ!

「麋」とは、「なれしか」というトナカイの一種の大鹿、またはヘラジカのこと。普段、東京に住んでいると、動物園に行かないかぎり鹿に会う機会はなかなかありません。でも、一年をかけて季節が巡る度に、季節の名前から森の奥深くに住む鹿にイメージを飛ばしてみると、何だか自分の世界が豊かに広がっていく気がします。

皆さんが思い描く鹿はどんなイメージですか?
奈良の鹿公園(奈良公園)の鹿?もののけ姫に出てくるような、森の奥深くで暮らしている鹿(ヤックル?笑)?北欧に暮らすムースやエルクたち?

北欧のヘラジカ

私は数年前、八ヶ岳の森の中で一瞬だけ出会った親子鹿を思い出します。初めて行った八ヶ岳、森の中に埋もれる素敵なB&Bのご夫婦と豊かな自然。夜になると周りが真っ暗で、川の音と鳥の声しか聞こえないようなB&Bでした。スーパーもコンビニもなく、近くのレストランまでは車で〇〇分。まぁちゃん(友人)と二人で町営温泉に入ってのんびり星空を見上げた時間、心が満たされた気持ちになったな。

季節の名前にはすぐにわかるものと、すぐにはわからないものがあります。すぐにはわからないものも、普段は意識しないことから自分のイメージを膨らませる ❝きっかけ❞ だと思います。

季節を感じる暮らしを通して、皆さんの日々がより豊かにふくらみますように♪ではでは、今日はここまで。このページを見つけてくださりありがとうございました。今日も良い一日になりますように♪

kana【季節を感じる暮らし/四季ソムリエ】

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