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硬水対策~ヘアケア編~

フランスは、日本と違って水道から出る水は硬水です。これまでヨーロッパを旅行した際にはこのことを特に意識したことはなかったのですが、長期滞在となるといろいろと不都合が出てきます。

硬水とは?

硬水とは、”硬度=マグネシウムやカルシウム(ミネラル)の割合”が高い水をいい、石灰も含んでいます。ミネラルが豊富なので、飲料水としては便秘解消につながったり良い面もあります。ただ、人によっては腸への刺激が強すぎてお腹が緩くなってしまうことも・・・・。フランスでは、赤ちゃんの飲料水や離乳食用に硬度の低い水も販売されています。

赤ちゃんのイラスト入りでわかりやすい!

私は硬水の味が苦手なので、硬度低めのこちらを飲んでいます。

ヘアケア対策

シャワーももちろん硬水なので、軟水と比べると髪の毛がきしきししたり、肌が突っ張ったような感じがします。

今回は硬水に負けないためのヘアケア対策について☺

①シャワーヘッド

えんじ色と黒の小さなボールがフィルターになっています。見えないですが、シャワーの出る穴の近くにももう一つフィルターがあります。
パッケージはこれ。

こちらは「IONIC」という商品で、3種類のフィルターが入っていて塩素やフッ素などを除去してくれるものです。元からついていたシャワーヘッドをこちらに取り換えてつかっています。
硬水が完全な軟水になるわけではないですが、これを使用していると髪の毛のきしきしは気にならなくなりました。

ちなみに、似た名前の「IONAC」という商品があり、こちらは軟水化・塩素処理・活水化までしてくれる特許取得済みのものです。軟水にしてくれるのでこちらの方が効果は高そうです!(私は使ったことがありませんが)

②シャンプー

左から、コンディショナー・シャンプー・シャンプー・ボディソープ。

日本のシャンプーは軟水を前提に製造されているので、硬水と一緒に使うと泡立ちが悪くなるようです。なので、ヨーロッパではご当地のシャンプーを使うのがおすすめです。
私は赤ちゃん用の「Mixa bebe」というシャンプーと、「KLORANE」というメーカーのオーガニックシャンプーを交互に使っています。KLORANEは色々なフレーバー(?)があり、私はすもも(多分)の香りを使っています。他にも、マンゴーやシトラス、ザクロなど美味しそう(?)な香りがたくさんあります。
これで今のところ乾燥したりふけが出たりということはないです。当初、地肌が乾燥するかな?と思って赤ちゃん用のシャンプーも取り入れましたが、KLORANEだけでも大丈夫そうです!
 
ちなみに、個人の好みにもよりますが、フランスは硬水であることと気候が乾燥していて汗で肌がべたべたすることがあまりないため、髪を洗うのは2日に1回という人も珍しくないそうです。
 

フランスに住む日本人の美容師さんと話をしたら、フランス人はきしきしの髪を好む人が多いと言っていました!

・・・なんと!そんな人もいるんですね~。
その理由は、ちょっと絡んでいる方がボリュームがあるように見えるから。とのこと。たしかに、フランス人は髪質が柔らかく、自然体だとボリュームが少なく見える方もいます。
美容院でのセットの仕上げにオイルをつけて、サラサラすとんとさせようとすると嫌がるお客さんもいるそう。
美的感覚も環境によってさまざまです👀

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