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薄切り肉が食べたい!

フランスに来て1か月、生活に慣れてきて大きな不便は感じなくなった(麻痺した)ものの、やっぱり食文化の違いは大きいです!
渡仏前、お寿司は当分食べられないからと出発日前日にマグロのお刺身を美味しくいただきました。たしかに美味しいお刺身はこちらでなかなか食べられないけれど、まだそれは我慢の範囲内で、もっと大きな私の欲求・・・それは・・・「薄切り肉が食べたい!!」です。

フランスのお肉は?

こちらでお肉というと、ブロックや厚切りばかりで日本食に使うスライスされたお肉は見かけません。私が把握している豚肉は、最薄でも厚さ3センチくらいあります>< 
薄くても厚くてもよくない?と思うかもしれませんが、肉じゃが・肉野菜炒め・生姜焼き・アスパラの肉巻き・鍋・しゃぶしゃぶ・すき焼きなどなど、実は日本の家庭料理では薄切り肉が大活躍しているんです!厚さ3センチのお肉で代用してみると、味が染み込まなかったり触感が変わったりで、まったく別の料理になってしまいます。
豚ももスライスを塩コショウで炒めただけでもとっても美味しくて大好きで、私は一人お昼ご飯のときにはよく作っていました。これができないなんて・・・・。もちろんフランスには、バケットサンドイッチやクロワッサン、パン・オ・ショコラ、チーズやケーキなど、美味しいものもありますが、慣れ親しんだ家庭での食事が再現できないことはかなり痛手です💦
 
日本人メンバーと話してると、みんな同じことを言っています。そこからの情報によると、パリなど大きな都市のアジアスーパーに行くとお肉を薄切りカットしてくれるそうです!なので、パリで生活するならあまり問題なさそうですね。
お肉屋さんによっては頼めばできるかもしれませんが、普通のお肉屋さんであそこまで薄く切るには専用のスライサーが必要だったり、頑張ってもらっても1センチくらいになったりするようです。

なんで薄切り肉がないの?

生ハムやハムは薄切りなんだから、発想としては薄切り肉があるのに、なぜ海外では普及していないのか?なんとなく思うのは、箸文化の日本・韓国・中国などでは、ブロック肉を箸で上手に食べることが難しいので薄切り肉の料理が多く、欧米はナイフ&フォーク文化なので薄切りにする必要がない(お肉屋さんも大変だし?)という感じかなーと。

その他フランスにない食材

私が日本で日々の料理によく使っていた食材を思い返してみるとこんな感じです。

◆ありそうでないもの→れんこん、ゴボウ、アスパラ、大根、キャベツ(あるけど硬さが違って別物)、豆苗、しいたけ、牛以外のひき肉、鮭・鱈以外の魚(市場にはあるけどスーパーにはない)

◆なさそうで本当にないもの→こんにゃく、厚揚げ、豆腐、納豆、キムチ、のり、ごま
 
フランスは野菜や果物はとっても安くて嬉しいのですが、私が調理できる野菜の種類が少なく、家庭で作るメニューがマンネリ化していることが今の悩みです。在仏日本人のお料理教室なんてあったらいいのになぁ~。
 
日本に帰国したらまずは焼肉・・・!

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