サマータイム2022
10/30は、フランスが夏時間から冬時間に変更になる日でした!フランスでは、日本ではなじみのない「サマータイム」を導入しているためです。
サマータイムとは?
春~秋の間は時計の針を1時間進めることをいいます。
これにより、日の出時刻が朝早い3/27~10/30が夏時間になります。そのため、夏時間の間は、日本とフランスの時差はー7時間で、冬時間ではー8時間となります。
なぜサマータイムをするの?
「夏時間に日照時間を有効活用するため」です。
明るい時間に働くことで、オフィスや店舗のエアコンや照明の電力消費が少なくなるので、「省エネ」につながります。また、明るいうちに仕事が終われば外食や買い物に出かける人が増えるので「経済効果」が期待できると言われています。
日本人の私からすると、日照時間??とあまりしっくりきませんが、たしかにフランスに来た8月は21時ごろでもまだ外が明るかったです。今(10月)は、18時ごろにはもう外が暗くなっているので、季節によって活動時間を変えるという発想はわからなくはないです。
一方で、サマータイムの「省エネ」効果について、職場での電力は節減できますが、帰宅してから家で電力を使うのであまり意味がないともいわれています。
冬時間に変更!当日はどんな感じ?
寝ている間に時間調整が行われました。24時に寝て8時に起きる(8時間睡眠)つもりでアラームをかけたのですが、iPhoneのアラームは自動的に時間調整が行われるため、8時に起きても実質的には9時間睡眠となりました。
iPhoneで時間管理していれば問題ないですが、朝起きると自宅のアナログ時計はすべて1時間進んでいる状況だったので、アナログ時計に従って支度をすると1時間早く行動することになります。
冬時間への変更では遅刻するおそれはないのですが、夏時間に変更する場合はこの逆になるので、遅刻しないように注意が必要です(来年サマータイムがあるかわかりませんが・・・)!
サマータイムの今後は?
2018年にEUで行われたサマータイムの賛否を問うインターネット投票では、84%がサマータイムの廃止希望という結果でした。これによって2021年にサマータイムは廃止されることが決まっていましたが、コロナ対策により、夏時間と冬時間のどちらを採用するかなどのEU内での話し合いが進まず、2022年もサマータイムが実施されました。
日照時間を有効活用できるという効果が薄いこと、サマータイムの時間変更直後は集中力が低下して労災事故が一時的に増えるという報告や、冬時間に変更直後は同じ時間でも視界が暗くなるため交通事故が増えるという報告があることから、デメリットが多いと考える人が多いようです。年に2回もプチ時差ボケがあるのは少し面倒かもしれません。
私の場合は夫の大学側からのアナウンスがあったので、いつどうやって時間変更が起こるかわかっていたのですが、なんせフランス語が分からないのでこのアナウンスなしでの情報収集はできなかっただろうと思います。
ちなみに、10/31に学校のジムに行ったら、時計が1時間進んだままでした(笑) 誰も直さないのは、フランスあるあるです。
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