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今度は私たちの番

今回の部員日記は、理工学部3年淺井夏菜が担当させていただきます。


前回の部員日記を担当したときから季節も進み、外は寒くなり、代も変わって、私たちの代が幹部代になりました。
部室にもコートにも基本的に同期か後輩ばかりのこの状況は、想像してた何倍も感慨深いです。

中学高校の部活動でも感じていたのですが、やはり私が1年生だったときの3年生、4年生に今の私なんて程遠いように感じてしまいます。

私が1年生のときの4年生の先輩はマネージャー1期の方々で、本当に余裕があってサポートしてくれてどしっと構えてくれていました。

3年生の2期の先輩は、たくさん話しかけてくれて、選手からの信頼もあって仕事も早くて、この人に言えば聞いてくれるという圧倒的包容力でした。

先輩方にはいつまで経っても届かないな〜と思い馳せる今日この頃です。



さて、今回は珍しく引き続き真面目な部活のお話をします。

マネージャー1期の先輩が引退したあと、2期の先輩はいらっしゃったものの3期である私の代3人もさまざまな引継ぎを受けて、部活にしっかり携わるようになりました。

業務に慣れていなくて、たくさんすぎるお仕事に
キャパオーバーになりかけた1年の冬
“マネージャーがいる意味ってなんだろう” 
と悩んだ2年の春夏
先輩が引退して自分たちしかいない状態で
少し不安な気持ちで部活に向かっていた2年の冬
ようやく初めての後輩ができて、雰囲気に業務に慣れて
楽しいと思ってもらえるように四苦八苦した3年の夏


そんな季節を経て、今があります。


よくミーティングで選手のモチベーションについて議題にあがります。
人それぞれあるかもしれませんが、大体は “勝つため” というところに帰着します。
スポーツは勝負事なので。


しかし、マネージャーのモチベーションはすごく難しいものがあります。
同期マネ3人で話し合ったこともありました。
マネージャーは彼らが競技に打ち込むための(物理的にも精神的にも)邪魔な要因をできる限り除去して、万端な準備を整えることしかできないし、
いざ試合が始まってしまったら応援することしかできない、と私は思っています。

でも、私たちは大会で選手が勝ったら自分のように嬉しくて飛び跳ねているし、負けたら悔しく思いながらねぎらいの拍手を向けているのです。

その状況を考えると、結局は私たちのモチベーションもまた、““彼らが” 勝つこと” に帰着するんだと思いました。

マネージャーの業務は、表に見えるドリンクやタイムや球拾いだけではありません。裏には見えないたくさんの業務があります。

そんなことも全て回り回って “彼らが勝つこと” に帰着すると思えてからは、選手が練習に打ち込むように、私たちは業務に打ち込もうと思うようになりました。


後輩への引き継ぎでもそうです。少し厳しいことも泣く泣く言ったりもします。
自分でやった方が早いことも、やってみるように促したりもします。
それらも全て来年から私たちが引退してからも部活が回っていくために、そして “彼らが勝つこと” に繋がるために避けられないことなのだと思っています。

先輩方が指導してくれたように、今度は私たちが後輩へと引き継いで、繋いでいく番なのだと思います。


数年前までは、この部活にはマネージャーはいませんでした。
その時代には、今マネージャーが行ってるさまざまなことを全て下級生の選手が受け持っていたそうです。

来年の引退のときに
“この部活にマネージャーがいてくれてよかった” と思ってもらえる
“この部活に私たちがいられてよかった” と自分たちで思える

そんなマネージャー活動を残り1年弱していきたいと思います。




私たちの代が初めて入った集合写真を見返すと、まだ慶應ジャージさえ持っていませんでした。
あと主将が細過ぎてどこにいるか最初分からなかったです。
時代の流れを感じます。


拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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