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「汎水論」ノート01


「汎水論」を書きはじめた2015年8月からのメモ書きノートに少し手を加えながらテキストデータにして残そうと思います。また、これらのメモをもとに、ChatGPTに散文(詩)を書いてもらう実験をしてみます。

「汎水論」を書きはじめた頃のノート


水の{述語/術語} 水の語(藻)

雨について:
 様々な隔たった場所に降る雨の強さを
   様々な暗さで表現しなさい。
 そうすればより暗い部分はさらに濃厚なものへと近づくだろう
 Leonardo da Vinci(L.d.V)

誰にも自分の雨がある
淺い水 無数の白い柿の花
無花果(イチジク)は母の果物
母の声の{しずく/滴/粒/繊維}の詰まった花嚢
青い倉の形

朔北(さくほく) 逬しる
誰にも自分の逬しる北がある 誰にも自分の南がある
 突堤 桟橋 プラットホーム
 鰈(かれい)色の砂原 棒杙


●ChatGPTとのやりとり
私:以下のメモをもとに筋の通った散文を書いてください。
ChatGPT:もちろんです。メモをこちらに貼ってください。
私:(上記のメモを貼る)
ChatGPT:
水の言葉
水には語がある。水の中に漂う藻のように、静かに、しかし確かに存在する。

雨について
様々な隔たった場所に降る雨。その強さを様々な暗さで表現しなさい。そうすれば、より暗い部分はさらに濃厚なものへと近づくだろう。これはLeonardo da Vinciの教えであり、私たちの心にも響く言葉だ。

自分だけの雨
誰にも自分の雨がある。それは他人には見えない、個々の心の中の雨だ。浅い水の中には無数の白い柿の花が浮かび、無花果は母の果物。母の声の滴が詰まった花嚢は、青い倉の形をしている。

朔北と逬しる
北の地、朔北。誰にも自分の逬しる北があるように、誰にも自分の南がある。それは突堤や桟橋、プラットホームのように、人それぞれの立つ場所だ。鰈色の砂原に立つ棒杙のように、それぞれの場所にそれぞれの物語があるのだ。

※見出しを立ててまとめている。

私:はじめのメモをもとにして散文詩を書いてください。
ChatGTP:(行替えで応じてきたので、改行をやめて散文形式とする。1行アキはママ)
(タイトル)水の言葉
水の中に漂う藻のように、水には静かに、確かに存在する言葉がある。

雨は様々な隔たった場所に降り、その強さを様々な暗さで描き出す。より暗い部分はさらに濃厚なものへと変わる。Leonardo da Vinciの教え、心の中に響く言葉。

誰にも自分の雨がある。浅い水に浮かぶ無数の白い柿の花、無花果は母の果物、母の声の滴が詰まった花嚢は、青い倉の形をしている。

北の地、朔北に逬しる。誰にも自分の逬しる北があり、自分の南がある。突堤、桟橋、プラットホーム、鰈色の砂原に立つ棒杙。それぞれの場所に、それぞれの物語が息づく。

※総じて、メモ書きの単語と単語のあいだをつなごうと努めているようですが、「筋の通った散文」の場合は見出しを立ててまとめていたり、「散文詩」の場合の1行目などには感心しました。

26日(日曜日)の朝日新聞で、スパコンを使いこなすAIが、科学の分野で画期的な活躍をしていることを知りました。いずれ、AIがノーベル文学賞級の作品を書くようにもなるのでしょうか。


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