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キリマンジャロの山頂でキリマンジャロコーヒーを飲む③☕

6話 4日目 山頂アタック前日

いよいよ、明日は山頂アタックです。

バラコキャンプ(3900m)→カランガキャンプを経由→バラフキャンプ(4600m)を目指します。

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前日の夜、朝から急な岩場があると聞いていたが、、、
結構な岩場でした😳

ここは、バランコ・ウォール(別名breakfast trail)という日程の中で最も急な岩場をゆっくり45分かけて登ります。
breakfast trailと呼ばれているのは、朝食をしっかり食べてから登らないと登れない岩場だからみたいです。

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こんな岩場でも、ポーターさんは頭に荷物をのせてひょいひょいっと登っていきます。
ほんとにバランス感覚と体力がすごい😯
登るだけでもしんどいのに~

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バランコ・ウォールを越え、岩が多い尾根のような道を進みます。


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そして、急に開けた場所。カランガキャンプ(4710m)に到着しました。
山頂まであと少し!!!!

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さすがにこの高度になると植物は全く生えていませんでした。
カランガキャンプから先の道は、平坦な砂漠のような道です。
晴れていたら、どこまでも続く大地が見れたんだろうなぁ。

へとへとになりながら、バラフキャンプ(4600m)へ到着するもキャンプ場が広かった(笑)
いつになっても、私たちのテントは見えずキャンプ場内を約1時間くらい歩いた気がします。

そのため、テントへついたころにはもうへとへと。
酸素も薄く、少し頭痛もありました。

そのため、集合写真は撮らずに夕食も静かに食べました。

夕食時、SPO2測ってみるとなんと60台後半。呼吸不全じゃないか~
しっかり呼吸を意識して、やっと70台。

明日の山頂アタックが少し不安になりました。


7話 5日目ついに山頂アタック!!!!

前日は少し早めの19時就寝。少し仮眠をし23時に起床します。

テントの中で、温かい紅茶とビスケットを食べ出発します。

SPO2は70台まで回復。寝ると少し違うなぁ。と思いながら、真っ暗のなか24時から山頂を目指します。

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朝は、冷えますね~

完全に冬の装備になりました。

真っ暗。酸素少ない。頭痛い、、、、、
あれれ、私山頂までたどり着けるかな、、、、

そんな、不安が頭をよぎりました。

今まで、経験したことのないような頭痛。吐気も出てきました。

高山病恐ろしい~
なんとか、ガイドに支えられ死に物狂いで歩きました。

あんなにしんどかったけど、登頂あきらめるという気持ちは一切なかったのが不思議でした。


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本当は、ステラポイント(山頂手前のポイント)朝日を見る予定が、全体的に遅れ行程途中で朝日が昇りました。

朝日が目に沁みる。
自然と涙があふれてきました。

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もう一人では歩けてませんね😅😅😅
みんなに支えられて、やっとのことでステラポイント(5700m)へ到着しました。


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ステラポイントでは、みんなで抱き合い涙が止まりませんでした。
ここから、ウルフピークまで1時間歩きます。

ここまで来たら、山頂へ行かないと!
ってことで、ゾンビのように歩きながら山頂へ向かいます。

因みに、SPO2:55%を叩き出しました。
その数字を見たときは、自分死ぬんじゃないかって思いまいた(笑)

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麓はジャングル。山頂は雪。なんとも不思議な山でした。
ここを歩いた記憶はあまりありません(笑)

メンバーが撮った写真を見て、こんな場所だったんだな~って思います。
きっとキレイなんでしょうね。

でも、みんな最後の1時間が一番つらかったみたいです。


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やっとたどり着いた、山頂。
標高が高いため、長くは滞在できません。

写真を撮って、すぐに撤収しました。

実は、感動のピークはステラポイントでした。(笑)
山頂は、なんだかあっさり。

早く、キャンプ場まで降りたいという気持ちでいっぱいでした。

7時間かけて登った道を、帰りは担がれながら3時間弱で降りました。


明るくなり、はじめてこんな道を登ってきたんだぁ。


砂の道を駆け下りました。


この登山は一生忘れない登山となりました。
あの時感じた、思い、みんながかけてくれた言葉。サポートしてくれたガイド。

かけがえのない思い出です。



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バラフキャンプへ到着し、仮眠すると高山病は全くなくなりました(笑)

キャンプ場で、支えてくれたガイドのMarkと笑顔で写真をパシャリ。

数時間前の私とは別人のようです。

バラフキャンプで少しゆっくりし、荷物をまとめウェカキャンプへ向かいます。
バラフキャンプでこのまま寝かせて~ってすごい思いました(笑)
重い身体に鞭を打ち、3時間かけて下ります。


ウェカキャンプについたときは、本当に安心しました。

とっても長く、濃い一日でした。


8話 6日目どんどん降るよ

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降って~降って~降るよ。

膝が笑うけど、それでも降る。
降りはやっぱり嫌いだ~

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はい!!!長い降りも終わり。
達成感であふれている皆の表情。

下山してみて、やっぱり山っていいな~
キリマンジャロ最高だったな~

って改めて思いました。
このころには、山頂での辛い思いはほとんど忘れています(笑)

一緒に登ってくれた、メンバーに感謝。
支えてくれた、ガイドやポーターに感謝します。

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ホテルで登頂証明を貰いました。

今回お世話になった会社は

http://www.summit2sandsafaris.com/

です!!!!

ほんとに素晴らしいガイドをしてくださいました。
キリマンジャロに登りたい方は是非!ご利用ください。


番外編:女性としてキリマンジャロに登って思った事

女性目線での、キリマンジャロ登山に関して書いてあるサイトが少なかったので、、、

先ず、女性で山未経験でも体力的にキリマンジャロに登れます!
他の登山客の中にも女性も登っていたり、女性だけのグループがありました。


しかし、トイレがキャンプ場にしかなく高山病予防のため水は沢山飲まないといけないけど休憩中に一目のつかない場所でのトイレは少しドキドキしました。
でも、隠れる場所は沢山あるためどうにかなります!
幸いにも、私たちのガイドには女性のガイドがおりトイレの心配をしてくださったりとても助かりました。

その点、男性は道端で用を足せるから毎回うらやましいと思っていました。

お風呂はもちろん入れません。
しかし、お湯をくれたり、着替えればあまり気にならないかな~

後、ご飯の量は毎回半端ないほど多いですがグループでの登山だと自分で調整できるので問題なかったです。


女性にも、是非キリマンジャロに登ってもらいたいと思います!!!!!!


最後に、キリマンジャロの山頂でキリマンジャロコーヒーは飲めたのか?


答えはNoです!

そんな、余裕ありませでした笑
そして、キリマンジャロコーヒーを山に持って行けませんでした!(笑)

もしタウンに帰ってきて、美味しいキリマンジャロコーヒーを頂きました☕

以上!私のキリマンジャロ体験記でした!



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