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⑩内定獲得、入社先選択、就活終了 ― 就活は自己分析に始まり自己分析に終わる

最終面接を突破し無事に内定をもらえれば、就活はとりあえず一段落します。しかし私は内定をもらったあとも、よりよい企業の内定を目指して就活をすることをおすすめします。

1つ目の内定が出てから就活を完全に終了するまでの流れを書いていきます。

志望度の低い企業の選考辞退

内定が出て、お礼と承諾を待ってもらうメールを送ったあと最初にするべきは、内定先より志望度の低い企業の選考辞退です。

行く気のないまま選考を受けたり、内定を承諾する気もないのに内定をもらうのは相手方の企業に迷惑をかけてしまいますし、メールや電話の応対など余計な手間がかかってしまいます。

そのため、内定をもらった企業より志望度の低い(どうせ行かない)選考中の企業にはすべて辞退の連絡をしましょう。

志望度が内定先と同じかそれ以上の場合は無理に辞退せずそのままで構いません。選考に全力を尽くしましょう。

内定を承諾する前に

内定を承諾し入社先を確定させる前に、確認すべきことが2つあります。

一つは、「本当にその企業に入りたいのか」です。もちろん建前上の入りたい理由(=志望動機)はあると思いますが、ここで考えるべきは待遇、給与、環境、将来性といった「本音ベース」での志望動機です。内定をもらうまでは内定を得るのに必死だったり、建前上の志望動機を毎日のように言っているうちに自分の中でも思い込んでしまったりするなどして「本音ベース」での志望動機を忘れがちです。

その企業に入った社会人の自分は幸せな生活を送れそうか、そもそも「幸せな(理想の)社会人生活」とはどういうものか、内定をもらってからは落ち着いて冷静に、自分に正直になって考えましょう。

もう一つは「そこより行きたい会社は存在しないか」です。就活を続けているうちに自分が会社に求めているものが変わったり、新しく見えてくることがあります。そのため最初にリストアップした企業リストだけでは現時点の自分の本当に行きたい会社が含まれていない可能性があります。

今一度「自分の本当に行きたい会社像」を洗い出し、承諾しようと思っている企業に当てはまっているのか、足りない点はどこか、その足りない点をも完備している受けていない企業はないかを確認すべきです。もしあればそこを受けて、悔いのないようにしましょう。

もし複数の企業から内定をもらっていて、どちらに行くか迷っている場合も上記の点を比較してみると答えが出やすいと思います。

よくわからない、あるいは決断に自信がない場合は①自己分析まで戻ってノートに書いた就活当初の自分を思い出したり、同じ自己分析をもう一度やってみるのも良いと思います。

就活は自己分析に始まり自己分析に終わるのです。

入社先が確定したら

入社先を十分に検討し、内定承諾をしたら就活は終了です。
事後処理(後片付け)をしましょう。

まず親兄弟をはじめとし、就活の相談をした先輩やOBなどに就活終了の報告をしましょう。意外と心配をかけていたり、気を遣わせてしまっていることがあるので大事です。

次に、自分の就活の体験記を書きましょう。大学や民間のサービスで実際に受験した選考のレポートを書いて後輩が閲覧できるサービスがあります。使った皆さんは御存知のように、選考の事前情報があるのとないのでは選考通過率や対策のしやすさが段違いです。そのサービスに恩返しをする意味でも、一社でいいので書いておいたほうがいいでしょう。記憶が薄まる前にできるだけ早く書くことをおすすめします。

もし選考だけでなく就活全体について後輩に伝えたいことがあるなら、私のようにブログを書いて公開することをおすすめします。

余談になりますが、実は私が就活を始めたとき大いに参考にさせていただいたのが早稲田の学生さんの就活攻略サイトでした。人材サービス企業が出す情報ではなく学生目線での順序立った解説記事のおかげで、段取りよく就活ができました。私が就活攻略記事を書いたのはあの人と同じように私がブログを書くことで一人でも多くの後輩の就活の手助けができたらと思ったからです。

最後に、就活中にもらった資料やチラシ類をまとめて処分しましょう。ただし入社先に関係するものはまだ処分しないほうが安全です。またリクナビ、マイナビを始めとした就活支援サービスも一斉に登録解除しておきましょう。こちらから登録を解除しないと延々とメールや通知が届くので煩わしいことこの上ありません。

以上で就活攻略記事は終わりです。
この記事を読んでくださった皆さんが悔いなく就活を終わらせられることを願っています。

嵌五筒

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