【香りの比率錬金術】
ボロニアの花が咲いています。
早朝に顔を埋めて、深く息を吸い込んでいます。
トップノートは、
フレッシュなシトラス、ローズマリーのようなハーブ調が合わさったすっきりとした香り。
ハートノートは、
バイオレット、アプリコット、カシスが混ざったような日本人にはあまり馴染みのないフローラルで複雑な香りです。
ミカン科ですので、
比較的すっきりとしたフローラルですが、日本人が主に好むフローラルとは少し違います。
調香する場合、
比較的難易度の高い香りだと個人的には思います。
主張の強い香りは、
くどくて疲れる香りとなりやすいですが、極微量加えると、香りに錬金術的変化が生じます。
人間関係も似ていますが、
キャラクターが濃い人は距離が近過ぎると疲れるけれど、程良い距離感を保つと楽しい人です。濃いキャラクターの人がいて疲れるなら、少し距離をとるか、水をかけて薄めてあげましょう💦
人間関係は距離感次第で、
香りは比率次第で同じものも全く違ってきます。
調香は右脳的な創造性や感受性、
左脳的な比率計算、松果体の受信機をフルで稼働させるプロセスなので、調香するようになってから嗅覚だけではなく、様々な感覚が開かれてきて、楽しいです。
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