指針を決めた![流月]

最近の私と言えば、
璃月と会ったり、弾丸で旅行を決めたり、
なかなか慌ただしい日々を過ごしておりますが
心を休めるのって難しい。

やらなきゃいけないことも、その為に会うべき人も、行かなきゃいけない場所も、
会いたい人も、行きたい場所も、話したいことも、
全部ごちゃ混ぜにしてたらどこに行くにも警戒して鎧を着て重たい体のままお出かけしてる気分。

7年の付き合いになる友人と久しぶり(って言っても1ヶ月ぶりくらいだわ)に会ったら、どうしても薬の作用やらなんやらで約束の時間を大幅に遅れて待ち合わせ場所に到着してしまって、
謝る私にその友人が帰り道に言った、

「私相手に「会わなきゃいけない」って思わなくて良いよ。当日の朝でも出る間際でも「きつい!」って思ったら気にせず言って。無理して会わないで。それが私を嫌いだからとか会いたくないからって言う理由じゃないのなんて分かってるから」

良い友人。馬鹿みたいにずっと笑いっぱなしの5時間。情勢や世間がこんなになって、警戒して、それはそれは人よりも強く警戒して、やっと最近になって前ほどではないけれど幾つかの条件を満たしてる前提で会えるようになった大切な友人。


「自分は友人の付き合いに、家族にもあなたにも移したくないから行かないけど、あなたはその覚悟を持って人と会ってるってことだよね?」

友人たちの話をしていた時に、近しい人に言われた言葉だけど、7年の付き合いの先刻の友人のかけてくれた声に夜で街灯があまりない道を歩いていたのにかまけて、本当は少し、泣いた。
その涙を全部ふいにされた気持ちなのは、私の心が狭いからだろうか。会いたい人に会うのは、今でもまだ軽率だろうか。

「自分を嫌いだと、あなたはよく言うから、人に必要とされたり会いたいって言われると頼られてる気がして弱いんじゃないの」

そうなのかな。悲しい時に思い出して欲しいとずっと思ってたけど、最近は楽しい時にも思い出して欲しいと、思うんだよ。
思うんだけどなあ。

納得出来なくて、でもなんだか傷は思ったより深くて、2日間寝ずに考えた。
私、とっても考え過ぎてしまう性格だから、思考の坩堝からなかなか抜け出せなくて。

でね、思ったのは、

私、大切な友人に会うのに覚悟持って会ってるよ。
だって、大切な友人なんだもん。会いたいし、話したいし、たくさん笑いたいもん。
目の前で目を合わせて、触れられる距離で、時には泣いたりしながら一緒に居たいよ。
前の方で話した幾つかの条件の話、例えば開けた場所とかワクチンを打ってる前提だとか、お散歩出来る場所とか、空気の通りがいいとか、そんなこと意識しながら未だに人と会ってて、
だからかからないって思うわけじゃないけど、でも覚悟はある。

あと、大切な人に頼られて嬉しくないわけないじゃない。嬉しいよ。苦しい時に「あの人なら」って話してくれるの、私は嬉しい以外の何者でもないよ。
声を、聞き漏らしたくないのは私の傲慢さで、気付いてしまうのも知らないフリ出来ないのも私の弱さかもしれないけど、弱さを強さにも上位変換出来るなら、私は気付ける人間のまま強くなりたい。

私も璃月も、持っている特性や性質の思考のクセの強さや、根深い痛みや、慣れない弱さを抱えているけど
私たち強くなる必要なんて無くて。
誰かを頼ったり支えられたり、でも頼られたり甘えられたり、そんな風に付随するものが私たちを強くしてくれる場合もあって。
私は、その人を取り巻く環境や友人はその人を象ると心の底から思うから、7年の付き合いの友人も、近しいその人も、璃月にも、胸を張って私と仲が良いって言ってもらえるような人間になろうって
なんとなく、解決してるのか返答になってるのかも分からないけどそんな風に思った。

ブレないのは難しいから
それが近しい人に言われることなら尚更だから
誰も信用せず、でも人を大切にしながら生きていこうって今回のことで思ったけど、
私はまだ大丈夫。
私が好きな人も、私を好きな人も、
大切に出来ているし、大切にされている。

それが私の指針で大丈夫。

人と居るって難しい、25年間でこんなに難しいなら長い未来、気が遠くて仕方ないや……。

でも取り急ぎ、本当に本当に旅行が楽しみ!
今はね、ブレないものを決めたらとっても元気な気がしてるの!だから、ゆっくりしようね。
璃月も無理せず、いつもありがとうね!



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