人が離れていくということ〜璃月〜

結局、前回の投稿に書いた幼馴染の彼女からは
思ったよりも早く、お別れの連絡がきた。
多分きっと、縁を切ると言われたのは、もう4度目くらいのことだろうか。

彼女は、友人に対して同質性を求めているが、
私は全く求めていないと言うのが大きな原因だろう。私は他者に対して、あなたはあなたというスタンスで基本的に付き合ってきた。
自分と違うからこそ、話してて新たな視点が見えるし、知らない世界に触れることができる。
それは何度も彼女に伝えていた。
同じじゃなくていい、違うのがいい、と。

でも彼女は自分と全く違う考えを持っている私を、受け入れることができないと告げて私から離れていった。

彼女のいう同質性とは、つまり
自分と同じ考え方を持っていること、
人間関係など含め同じような環境であること、
趣味など好きなものが一緒であること

同質性を人間関係に求めるのは、
本来小学校高学年くらいの成長過程では、あるらしい。とはいえ、大人になった段階で友人に同質性を求めることは少ないのではないだろうか。
少なくとも私は、友人にも彼氏にも同質性を求めることはないと思う。

離れる決断をした理由は他にもあるらしい。
人との境界線がわからず、相手の領域に踏み込みすぎてしまうのではないかという不安が常にあること。
人からもらう言葉を100%理解しなくてはならないと思いすぎてしんどいということ。
やはり自分は孤独であることを好むのだということ。

正直色々と口答えしたいところはある。
相手から離れていかれると、結局私が悪かったのかもしれないと思ってしまう。
彼をはじめ、最近は周りで支えてくれている人たちの言葉を心から信じられるようになった矢先のことだった。

“いつ相手が離れていくかわからない”
という不安を常に抱えてきた私にとって、
きっと起きないだろうことへの不安を持つのはやめよう、大きな一歩を踏み出そうとした矢先のことだ。やっと、信じられるようになったのに。
幼馴染の彼女に対して、というよりは
この状況に対して腹が立ってしまう。

連絡がきたのは、彼とジュラシックワールドを見ていた時のことだった。
恐竜大好きな私にとって、ジュラシックシリーズを見るのはとても幸せな時間。
ふとトイレに行く時にみたLINEで、一気に落ちてしまった。感動シーンとはいえない、恐竜たちのバトルを見ながら涙を流していた私を見て、彼は不思議そうな顔をしていた。

どうしたの?
一連の話をした。

彼は言った。
璃月にはどうしよもないことだよ。
その友人のいうことを理解することも受け入れることも、普通はできないんだから。
璃月が自分を責めるのは違う。
どう頑張っても、無理のある関係だったんだって。

映画が終わってから、気晴らしに2人でお散歩に出かけた。梅雨でしんどい日が続く中の、快晴。
この時期の夕方の空気ほど気持ちのいいものはないと思う。
マックで買い食いしながらぽけーっと歩く。

テーマは、彼の辛いことがあった時の消化方法。
辛い、というよりは、
もう!!!
とどうしようもない現実に怒ることの多い彼だが、
本人曰く、寝ればなおるし、出すほどのこともないという。
時々隠しきれていないが、という言葉は飲み込んだ。

というのも、ここ半年興味を持たなかった彼のSNSを遡ってしまったことによる疑問。
実は闇が深いのでは?という。
私と会う前、1人だったときの彼のツイート。
闇闇なわけではないが、私と出会ってからこういうことを思っていないのだろうか、という不安。
目の前にいる彼が、少し偽りの中で生きているように思えてしまったから。

でもSNSなんてそういうものだろう、と流すことにした。今の彼の行動、言葉を信じることにした。

結局遠回りはしたけれど、
幼馴染の彼女が離れていくという一件はあったものの、結局一歩の前進と決意が揺らぐことはなかった、よかったという話。

最近なんだが、私の投稿、テーマを決めて書くことが難しくなってる気がする。
日々の出来事をつらつらと。
結局何が言いたかった?という話が多いかもしれないけれど悪しからず。

この交換日記、最近の私にとっては安心できて、吐き出せる場所になってると思う。
ありがとう。

来週は流月とお出かけの予定がある。
るんるん、楽しみにしてる。

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