「黙読(と声)」短歌3首連作

黙読(と声)  景川神威

地下鉄より這い上がる顔してながら人を殺めた後の朝餉を

私ではない声色で流れ出す黙読ぬるい手すりが怖い

虻蜂をとれなかった手を洗いつつ昨日むしった花の回想

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