見出し画像

#017 大田区パパ育児奮闘記〜育休を終えて〜

たった2週間の育児休暇を終えて、早くも1週間が経過した。
たった2週間の育休は自分にとってどんな意味があったのだろうか。

特にどこかにでかけたり遠出をするようなイベントはなかったため、とにかく一緒の時間を過ごした2週間だった。

1.日々の成長に驚く

赤ちゃんの成長は本当に目まぐるしい。仕事があると、出勤日は朝子どもが起きてくる前に家を出て、帰ってきたときにはもう夢の中という生活になってしまう。
どれだけ早く帰れたとしても、お風呂に入れて寝かしつけぐらいしか関われない。

一日一緒にいて、ずっとそばで過ごすと本当にちょっとしたことができるようになったりという「変化」に気づくことができる。

例えば、我が家の場合は、
 ・手を見つけた(ハンドリガード)
 ・話せるようになった
 ・構ってほしいと意思を持った声がだせるようになった
 ・顔を認識して意識的に目を合わせるようになった

などなど、一つひとつは本当に小さな変化だが親としては妙に感動的な場面に気付くことができた。

これが、妻から一方的に「聞いて聞いて、今日ね、○○ができるようになって…」と聞いただけであれば、「へぇ〜、すごいね」とは言うものの、いまいちイメージもできなければ感慨も持てないのではと思う。

もう少し大きなマイルストーンとして、「寝返りができた」、「立った」、「喋った」とかであれば一緒に喜べるかもしれないが、小さな変化はやっぱり一緒に過ごさないと喜びにならないと感じた。

2.コミュニケーションの増加による刺激?

育休期間中、子どもとの時間も確保できたが、同時に妻との会話も圧倒的に増えた。それが影響したのか分からないが、1週間を過ぎたあたりからそれまで1ヶ月近く「あ〜、う〜」だった言葉のバリエーションが急に増えた。

何かを伝えたいのかと思うような、「あっぷっ〜」だったり、「へげ〜」、「あぅ〜っっっあぅ〜〜」のように、抑揚や長さ、大きさにかなりばらつきが出てきた。

普段の日中は妻と二人きりで、妻が一方的に子どもに話しかけるだけなのに比べて、育休中は少なくとも大人二人の会話が常に聞こえている状態なわけで、少なくとも妻と子どもの二人の時よりは刺激が多いと思われる。

もう少し世の中の状況が違っていて、児童館に行けたり誰か他の人と会って話すような環境にあれば更に色んな刺激を受けることになるんだろうなと思う。

保育園にいくようになって急に話せるようになったりするという話を聞くこともあるが、それも納得。

3.初めての共有

成長を目の当たりにするのと同じようなことかもしれないが、育休中、初めての○○をたくさん経験した。

・初電車
・初のショッピングモール
・初の撮影スタジオ
・初の店内飲食  等

これから色んなことの初めてを更新していくわけだが、小さな時にはやることなすことが初めてだ。その小さな一歩を少しでも多く共有したいと思えた。

人の多いところでも特に過剰に反応することなく落ち着いていたり、ショッピングモールでレンタルできるベビーカーに乗せてもぐずることなく楽しそうにしていたり、初めて行くところでキョロキョロ周りを見回したり、と思ったら次の瞬間には寝ていたり。

そんなささいな初めてを見るごとに小さな幸せを感じられた。

4.子育てのレベル合わせ


育休期間中、上記のように小さな発見や感動は随所にあった。ただ、特に何か大きなことを達成したわけではない。
その中で感じたのは、育休の一番の成果はパートナーと子育てのレベルを合わせられるということかなと思った。

家にいて赤ちゃんのお世話をしていると、妻は普段これをどうやって一人でやっているんだろう?と思うことがある。例えば、お風呂に入れるの一つ取っても赤ちゃんの体を洗った後受け取って着替えさせてくれる人がいれば、自分もゆっくりとお風呂に浸かって体を洗える。

でも、拭いて着替えさせてボディークリームを全身に塗って…を一人でやろうと思うと、ろくに自分の体を洗っている時間もない。
ささいなことだが、一つ一つやってみると地味だけど大変なことの連続。

その実態を少しでも理解して、一緒に苦労を分かち合ったり、少なくとも日々の苦労を想像できるようになることが大切だと感じた。

面倒を見ることの大変さを共有していないと、根本的なところで微妙に夫婦の歯車が狂ってしまうのではないだろうか。それがいずれはコミュニケーションに歪みを生じさせ、なんらかのしこりとして残る。ということが起こっても全くおかしくない。

子育てが始まったできるだけ早い段階で、夫婦で一緒にレベル上げをする・成長することが長い目で見た時の「家族」として重要だと気づけた。

それから、これはそれぞれの環境で相当違いが出るとは思うが、こと仕事に関しては「自分がいなくても何とかなる」ことがほとんどだ。(雇われでなく自分自身で仕事をされている方はもちろん別だが)
一番長い時間を過ごす可能性が高い家族以上に優先すべきものがあるなら別だが、男性の育休取得を強く勧めたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?