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#007 大田区パパ育児奮闘記

今日は区の保健師による家庭訪問。できれば家にいて、一緒に話を聞きたかったが、繁忙期によりあえなく出勤。このようなこと1つを取っても、会社員というのはつくづく自分の自由にならないことが多いなと思う。

 週末に終わり切らなかった残務を、朝早起きして片付けていると、寝室から叫び声と、しばらくして裸の長男を抱いた妻が慌ててリビングへ。何事かと思ったら、おむつ替え中に、一度ならず二度もおしっこを飛ばしたようで、二度目を色んなところへ撒き散らしたらしい。
 今朝は地震があり起きて泣くようなことはなかったが、もしかしたら怖かったかな?
おしっこを撒き散らしたところを想像して笑いそうになったが、笑うと喧嘩になることは自明なので、堪えながらお風呂の準備。

 今後、子育てをしていく中では、今朝のような出来事がひっきりなしに起こるんだろうな〜と、お風呂から上がった長男の体を拭きながら思った、出勤前の小さな事件。

1.保健師の自宅訪問

 午前中のうちに小1時間程度の訪問があったとのこと。体重を測ってくれて、その他にも色々と相談にのってくれたとのこと。
 母子手帳を交付してもらう時に、担当保健師として男性の保健師さんを紹介されていたため、てっきり今回の訪問もその担当保健師の方と思っていたら、年配の女性の保健師さんだったとのこと。
 
 昔仕事で保健師の業務改善に関して提案したことがあったため、保健師の方々がどれだけ忙しい毎日を過ごされているかはなんとなく想像がつく。
 コロナの状況が1年以上も継続したため、かなり仕事のやり方も見直しを迫られたと思うが、我が家に来た保健師さんは柔和で、話を良く聞いてくれる人だったそう。奥さんが「楽しかった〜」と言っていたのが、非常に印象的。

 そういえば、母子手帳を交付してもらいに行ったときの区役所の担当の職員さんも、保健師資格を持った方だったが、非常に丁寧に、優しく、不安を取り除くような話し方をしてくれたのが印象的だったのを思い出した。

2.訪問による効果

 具体的な話の内容は、聞いたところ何か明確なヒアリング項目があって何かを明らかにするようなものではなかった。営業職を長く経験しているので何か訪問の目的が明確で、何かを知るために訪問があるのでは?と思ってしまうが、そもそも子育てに正解がないのだから、案件を獲得するという明確な目的を持った営業的な訪問とはかなり趣が違うのは当たり前だ。

 奥さんから話を聞いていて一番感心したのが、「いっぱい褒めてもらった」と嬉しそうな顔をしていたことだ。
 奥さんいわく、我が家に来てくれた保健師さんは、「妊娠中の血液検査の結果が素晴らしい」、「母乳育児を良く頑張っている」、「男前でかわいい」と、とにかく色んなことを褒めてくれたらしい。
 
 何をするのが正解か、何をしても間違ってるんじゃないかと、とにかく不安に駆られる奥さんに、寄り添い、褒めることで不安を取り除くという、なかなか一緒に生活している私には出来ないことをやっていただけたようだ。

 普段、言葉の通じない長男と長い時間を過ごし、唯一の話し相手といえば私しかいない状況。「久しぶりに大人と会話できたのも楽しかった」と話してくれて、日頃の苦労を思い知る。
 私は必ずしも喜んで出社しているわけではないが、それでも仕事をしていればオンライン・オフライン問わずいろいろな人とコミュニケーションを取る。それだけでも社会性を保つ大きな要素になっているんだなと改めて認識させられる。

3.育休中の妻とのコミュニケーション

 保健師さんとの会話を心底楽しんでいる妻の姿を見て、改めて地域コミュニティーや、セフティーネットの大切さを思い知らされた。保健師さんいわく、我が家の近くにある児童館は、サポートに力を入れているためコロナやこれから始まるインフルエンザなどがなければ積極的な利用を勧めるとのことだった。

 人との関わりを持つことが微妙なご時世になってしまったが、それでも他人と、しかも悩みや不安を共有できる相手とコミュニケーションを取ることは意識的にやっていきたいと思う。奥さんのためにも、そして自分のためにも。パパのコミュニティーなどにも積極的に関わりを持っていけたらと思う。

 とりあえず、今日の保健師さん訪問に際して思ったことを忘れないうちに残しておく。

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