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明確さ=パワー【「最強の独学仕事術」第2回開催レポート】

赤羽雄二さんの著書「最強の独学仕事術」から

仕事をするうえでヒントを得るための読書会、第2回目。


この読書会は

事前に読んできた本の感想を共有するのではなく、

なんと未読の本でもOK!という読書スタイルです。


会のなかで本を読む時間もそんなにとりません。
でも参加者さんは毎回「得るものがあった」と満足して帰られます。


それはなぜか?・・というと


本を読む前に、「自分が何を知りたいのか?得たいのか?」を決めてから

その答えを探すように本を読んでいくからです。


そして読書「会」なので参加者同士での会話を楽しむのですが、

先に「自分が何を得たいのか?」と問いを立てているので

本の内容や会話から、ヒラメキがよく起きます。


これが、参加者さんが

「今日も得るものがあった」とキラキラした顔をして帰っていかれる秘密なのだな、と思います。



・・でも、自分も毎回問いを立ててみて思うのです。


それは、

「自分が何を明らかにしたいのか?が判ること」こそが大事で、

それは意外に難しいことである。

ということ。



「人生の質は、自分に立てる問いによって決まる」

と言われます。


「よい問いが立てられる」ということは、

根本的な問題は何なのか?

が明確になっていることの証です。



明確さ=パワー


この読書会では著者の赤羽さんも入られて、

参加者さんからの質問に直接答えてくださいます。



「0秒思考」の著者でもある赤羽さんの言葉はとても明確。

ゆえにパワーがあります。



後半の質疑応答では、

いろいろな質問が赤羽さんに寄せられていました。


これはその後で投稿された、

質問をされた方の感想なのですが↓↓


読書会のアウトプットができるFacebookグループ


この方の質問(内容は端折ります)を受けて

赤羽さんがおっしゃっていたのが、

「それは制度ではなく経営者の問題です」というひと言でした。

これにはハッとしました。


何を選び、手放すか


経営者のやるべき仕事として「決断する。」ということがあります。


何を選択するか。


決断が難しいのは、

何かを選ぶと、何かを捨てることになるからです。



ときにチームメンバーや、

その家族にまで影響を及ぼす決断をしなければいけない経営者。


そのプレッシャーはいかほどかと 私には想像も及びませんが、

選択の根本をずっと辿っていくと、

「何を幸せと考えるか」ということに行きつくように思います。




私たちはどこへ向かいたいのか?=私たちにとっての幸せとは? 


日々のタスクばかりに意識を向けて

追われるように仕事していると、つい見落としてしまうこの根本。


「私たちはどこへ向かいたいのか?」

経営者と呼ばれる一部の人たちだけが抱えている問題かと思いきや、

「率いるチームのサイズ」を小さくすれば

私たちひとり一人も、日々いろいろな選択肢の中から

自分を構成するパーツ(身体とこころ)が納得する決定を下していかなければならない、自分自身の経営者でもあります。


目的を明確にする


赤羽さんが質問者さんに

「それは制度ではなく経営者の問題」とおっしゃったことは、

「何をやるか?の前に、自分はどう生きたいのかを明確にする必要があるよ」と投げかけられたアドバイスのようでもありました。



問いを明確にするというのは

なかなか容易ではありません。


でも、いよいよ人生が終わるという時に

「自分が本当に求めていること」に気がついても、どうしようもありません。


ならば日々自分に問いかけて、

後悔しない選択と行動をする必要がある。


「明確な問いを立てられるようになる」のは

悔いの残らない人生を生きることにつながる

毎日の取り組みの結果だなと思いました。


明確な回答をされる赤羽さんは

それだけ「明確な問いを立てる」ことをし続けてこられたのだ、とも思いました。



その赤羽さんが、

曖昧なことを明確にするための方法を「型」として紹介されているのが、数々の著書です。


「私の本はマニュアルです。

まずは「守・破・離」の「守」をやって下さいね。」

つまり、まずは型通りにやってみてくださいね、と質疑応答の際に言われていたことも沁み入りました。


とにもかくにも、

あの明確な力強さは、自分への真剣な問いの結果であることがひしひしと感じられます。



赤羽さんが直接質問に答えて下さる読書会、次回もあります。

一緒に明確な問いを立てる稽古を始めませんか?


【元マッキンゼー赤羽雄二氏との質疑応答あり 最強の独学仕事術・第3部】2022.2.27




毎週違うテーマで早朝読書会を、チームで開いています。


「座右の書で振り返る」2022.2.6


「時代の潮流を読む」2022.2.17





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