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ほうじ茶オレとイジメ⁉️の話

現代では「ほうじ茶オレ」や「ほうじ茶ラテ」が登場して、すっかり市民権を得ている。
しかし、私は30年前の会社員時代に、実は「ほうじ茶オレ」を既に飲んでおり、それにまつわる一風変わった思い出があるから紹介したい。

私が居た部署では、新入女子社員は、事務職であれ、総合職であれ一様にお茶当番があった。

確か、朝一と15時に居る人のお茶を紙コップに入れて配るのだ。
毎年たいがいは普通の緑茶や麦茶を入れてくれるのだが、ある年に入社した2人組女子は違った。はじめの頃は例年通りだったが、徐々にアレンジし始めた。

「今日は麦茶にミルクを合わせてみました〜」
とか
「ほうじ茶オレ」とか「ウーロン茶にミルク」など工夫して出してくれた。

私はそれを高く評価していたから、
「今日のアレンジ、美味しい😋」
とか、直接彼女らを褒めたし、ちょっと楽しみにもなった。

そんなある日、私がBと言う部署の人に会った時にこう言われた。
「聞いたよ〜。新入社員にイジメられてるんだって⁉️」
「えっ⁉️誰が?」
「あなた達よ」
「えっ‼️イジメられていないよ。どう言う事?」

全くの寝耳に水だった。
Bの部署の人いわく、

「ほうじ茶にミルク入れたものとか飲まされて、新入社員から嫌がらせ受けてるんだって?」

え〜〜〜⁉️何その解釈⁉️

ひたすらビックリだ‼️
それ、美味しいんだよ。毎日工夫してくれてね。
それに凄く良い子達だし、、、
と私は否定した。

どこから、そんな話を聞いたのか質問すると
分かった。

A子という女子社員が、半年前にB部署からウチの部署に異動してきた。そのA子がお茶のアレンジを快く思っておらず、古巣であるB部署の人に、そう告げたのだった。
A子も皆と一緒にアレンジを喜んでいたのに、ウソだったのね!

その時、物事の受け取り方には、違いがこんなにもあるんだなぁーと痛感した。

その後、A子も私もその会社は辞めたけど、時々ほうじ茶オレを飲むと、この話を思い出す。


A子さん、ほうじ茶オレが世間で、一般的に飲まれるような時代になりましたよ。
今、どこにお住まいかは存じませんが、

今もお嫌いですか?  ほうじ茶オレ

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