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日記~奄美大島へ行く~

発酵食をはじめたのは10年前。ただ面白くて楽しくて、看護師としての立場で健康に悩んでいる人にフォローできなかった部分が、発酵食を伝えることで叶うかもしれないと思い、発酵ブームも今ほどではなかったので「講師」として誰かと比較することもなく伸び伸びと活動していました。

発酵ブーム再来後、時代の求める仕込みの簡単さやエンタメ化と、自分が魅力に感じている季節に合わせた発酵ごとが時代と不一致している感覚に悩みました。伝統を絶やさないためには、時代に合わせた変化は大切と頭ではわかっていても、なんかモヤモヤがずっと残っていて気持ち悪い感じで「もうどっちでもいいじゃん!正解はないんだ!」ともう一人の私は言うのに、そんな解決もしないどうでもいい部分で悩んだ1年でした。

その間にお店をオープンすることになり、ぬか床を同時に育てようと思ったんですよね。やってみたら「あれ?すごい楽しいぞ?」と。前は失敗しては捨てたぬか床なのにタイミングか?と思っていたんだけど…

そうだ、わたし生きた菌と遊びたかったんだ!

と気づきました。屋号を「糀工房Kamosu」にしたので(糀を使わないと…)と勝手に制限を作ってしまっていたんだなと。たしかに屋号をつけた時は糀のことがめっちゃ好きで好きで糀サイコーって感じでしたが、年月も経ち発酵を糀だけではなく広義で捉えたくなっていたんだと思います。

更に、ここにきて時代の変容期。カタカムナ、水、祈り、神、生菌、歴史、腸、女性性…そのようなキーワードを個人的に拾っていたのですが、そこにビタっとハマったのが「みき」でした。

現代では奄美大島と沖縄で作られている発酵飲料。ミキWSに参加してズボッとハマってしまい、資格を取るプロセスでもっと深く知りたい!と思ったけど、日程的にすぐには難しそうだったので

ええーい!もう奄美大島へ行ってしまえ!!

となったのです。私の中ではこのパッションと行動の一致がすごく大事なのです。人生で滅多にこないパッションを無駄にしたくない!目的は、とりあえずミキが文化として残った土地を五感で味わいたい!!ただそれだけ。

もうひとつ、奄美へ行って自分の気持ちを確かめたかったんだけど、ミキをもっと深めるにはお金と時間をかかるけど、その必要ある?人生かけてやること?と。島に対して魅力を感じないと、人に伝えることはできないなと。だからとりあえず行こう、行ったら分かる!と。他人の「奄美のミキいいよ」ではなく、自分の「いい」に落とし込まないと納得できない。

そんなこんなで奄美大島へとりあえず行くことにしました。

じゃあ、今日はこの辺で。

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