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【映画レビュー No.1】シン・仮面ライダー【庵野秀明作品】

数あるnoteの中からこの記事を開いて頂き誠にありがとうございます。
しがないZ世代独身男の映画レビューです。
一人でも多くの方に映画の魅力が伝われば幸いです!

【インプットしたもの】
シン・仮面ライダー

【インプット日】
2023年4月22日
雀荘で8時間3,500円で遊んだ帰りに
ガールズバーの客引きから
「1時間3,000円で〜すぅ♡」と声をかけられ
普段より更に「行くわけねぇ」と思った日。

【媒体】
映画館
良い席が既に取られていてカップルシート童貞を卒業しました(男男)。

【監督・作者】
監督:庵野秀明
原作:石ノ森章太郎

【インプットしようとした動機】
・庵野秀明監督の大ファン
・「不思議の海のナディア」から庵野秀明監督の大ファン
・エヴァの呪いにかかっている庵野秀明の大ファン

【インプット内容】
PG12区分の庵野秀明監督による、
『子供の心を持った大人』に向けた大人の為の仮面ライダー。
庵野秀明監督作品の他作品同様、「シン」という言葉がつけられており、
1971年から放送を開始した仮面ライダーシリーズの元祖「仮面ライダー」を
”新”技術、”新”解釈、”新”シナリオで全て令和版にHDリマスター化した映画。

【ベスト名言】
私はいつも用意周到なの。(緑川ルリ子)

【感想】※若干ネタバレを含みます。
上映中は初っ端からニヤニヤが止まらず、
上映が終わり館内が明るくなった瞬間に
一時的カップル契約を結んでいた友人と
「すげぇわ」と自然と声を揃えた。

「これこれ〜!これだよこれ!」の要素が全て詰まっていた。
テンポの良い状況整理、シナリオ進行。怪人に同情してしまうくらい圧倒的なまでの仮面ライダーの理不尽な強さ。ロマンの塊でしかないサイクロン号のトランスフォーム。論理の着地点及び解決方法は間違えているが考え方の芯は通っている造形の魅力的な怪人諸君たち。力で上回る仮面ライダー2号との対決による絶望、改心による安堵、協力による友情…。

子供の頃、日曜日の朝に目を輝かせながら見ていた
「仮面ライダー」がそこにあった。
約20年ぶりに強さ、ロマン、怪人、正義という
仮面ライダーでしか得られない栄養を摂取できた。

ただ、日曜日の朝とは異なる点が何点かあり、
「大人の人是非仮面ライダーを楽しんでください〜〜」という
庵野秀明監督からの明確な提示あった。
日曜日の朝ではシンプルな殴打、切られた部分から火花が散る、非現実な
大爆発でチャンチャン、と終わるショッカー、怪人戦が血で溢れていた。
また日曜日の朝と比べて「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」同様、霞ヶ関周りのディティールが非常に細やかで、フィクションすぎる作品を設定で少しでもif現実に近づける工夫がされており、ターゲットが大人だからこそ楽しめる要素が散見された。

庵野秀明作品を観るたびに思っていることですが、
自分の生きているリアルタイムにこんなにも
考え抜かれた面白いエンターテイメントを作り出して下さり、
こんな安い金額で観させて頂けることに本当に感謝しています。
今後どのような作品を作られるのか楽しみですし、
師匠である宮崎駿監督よろしく、
マイペースに作品を届けて頂けると嬉しいです。

【今日から活かせるTo Do】
・映画のお供にアイスコーヒーは避ける。
・テンションを上げたい時には仮面ライダーのテーマを流す。

【どれくらい有益だったか】
「2023年一番面白かった映画は?」の質問に対する回答に困らなくなった。


以上、最後まで読んで頂き誠にありがとうございました!
またどこかでお会いしましょう。

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