Unity1Week(お題:ちゅう)に参加しました【1週間ゲームジャム】
はじめに
Unity1Weekというイベントに参加して、「中つなぎ」というゲームを制作しました。
文字をつないでいき、「中」が含まれる言葉を作っていくパズルゲームです。
「中つなぎ」は以下のページから遊べます。
制作時間
土曜日の朝に開発に着手し、日曜日の夜8時ごろに完成しました。
開発に費やした時間は約18時間です。
「文字をつないで言葉をつくる」というゲームのアイデアは月曜日~金曜日で5日かけて考えました。
ゲームのコンセプト
今回のゲームを作るにあたって、このゲームの面白さを以下のように定義しました。
1. たくさん並んだ文字の中から、言葉を見つける面白さ
2. 言葉を作ったときの手触り感
3. 新しい言葉を知る面白さ
開発スケジュール(土曜日)
7:00 : Unityプロジェクト作成
8:00 ~ 10:00: ゲームのコアとなるシステムの試作
10:00 ~ 12:00 クラス設計
12:00 ~ 18:00 気分転換・昼寝 (The ascentをクリアしました)
18:00 ~ 18:30 : フォント探し
18:30 ~ 22:00 : 文字をつないで言葉を作るシステムの完成
22:00 : 開発終了
開発スケジュール(日曜日)
日曜日はゲームの面白さを調整する作業に費やしました。
9:00 ~ 10:00 : 球を消すエフェクト制作
10:00 ~ 11:00 : 文字の抽選ロジックの修正
11:00 ~ 14:00 : 画面の見た目の調整
14:00 ~ 16:00 BGMや効果音を入れる
16:00 ~ 18:00 言葉のデータベースとなるExcelデータの作成・組み込み
18:00 ~ 20:00 ゲームのバランス調整・提出
20:00 ~ 20:30 : 細かいバグ修正など
基本システムの試作
まずは、マウスカーソルが球に触れたら強調表示するシステムを実装しました。
アウトラインの表示には、Easy Performant Outlineというアセットを使用しています。
ゲーム要件の定義
開発に本腰を入れる前に、ゲームの要件を定義しました。
- 球には文字が書かれている
- 球をつなぐと言葉を作れる
- 作った言葉に「中」が含まれる言葉が入っていたら消す
クラス設計
上記の要件を元にして、クラス図のようなものを作成しました。
作成した図は以下のようなものです。
以下のクラス図は土曜日の12:00頃に作ったものです。
ゲームシステムの実装
上記のクラス図を基に、開発を進めていきました。
文字をつないで消すという基本システムは土曜日の20:30頃に出来上がりました。
エフェクト追加
手触り感を強化するため、文字を消すエフェクトを追加したり、UIの調整を行いました。
日曜日の12:00頃の成果物は以下になります。
エフェクトを追加したことにより、コンセプト2の「手触り感」を強化できました。
作っている言葉を表示させることで、
コンセプト1の 「言葉を見つける面白さ」も強化できたと感じています。
「中」を目立たせる
このゲームにおいて、言葉を消すために必ず「中」を含めておく必要があり、「中」は重要な存在です。
そこで、「中」を目立たせるような視覚効果をつけることにしました。
上記の視覚効果は、ShaderGraphにて、以下の二つを乗算して作っています。
1. スクリーン座標でサンプリングしたノイズテクスチャ
2. ボールのアウトラインマスク
「中」を目立つようにした結果のゲーム画面は以下になります。
言葉を見つけやすくなったと感じました。
ゲームのコンセプト1の 「言葉を見つける面白さ」を強化できたと感じています。
完成・提出
音を加えて手触り感を強化したり、言葉の一覧を出すなどの調整を行いました。
Unity1Weekを終えて
ゲームの実装に費やしたのは土日のたったの二日ですが、かなり消耗しました。
今回、ゲームの面白さとして以下の3つを打ち立てました
1. たくさん並んだ文字から、言葉を見つける面白さ
2. 言葉を作ったときの手触り感
3. 新しい言葉を知る面白さ
今回の「中つなぎ」は、コンセプト1.と2. はそこそこ満たせたとは感じているものの、
3の「新しい言葉を知る面白さ」がまだ足りないなと感じています。
今後も開発を進めていき、ゲームの完成度を高めていければと思います。
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