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脳のトラブルと握力と体の歪みの関係

 高校生を対象に行われた実験で『脳の血液循環が良い方の側の握力が強くなることが判った』と何かで読みましたが、礒谷式の理論に照らせばそれがなぜか分かります。
 例えば、左脚が長いと右肩が前に引っ張られ右肩、右首に緊張が起こり右脳への血行不良が起こります。
 そして、同時に肩が前にずれることにより腕の筋肉が緊張を起こすことにより握力も減退するのです。
           ↓ それを図示した物です。



礒谷先生がこの図を書かれた70年前には筋膜が繋がっているという概念はまだ無かったので、礒谷先生はこれをひたすら患者さんの体の観察により解析されたのですが、筋膜の繋がりが解剖で解き明かされた事により左脚から右肩につながるのは『ラセン線(スパイアラルライン)』という筋膜の影響であることが分かりました。 
              ↓ ラセン線(スパイラルライン)の模式図




したがって、握力の低下も齢だからと放置していいことではないかもしれません。
「最近、瓶のふたが開けにくくなった」と言うことも、体のゆがみの影響によるものであれば放置していてはいけません。
< それが肩から首、そして頭につながる筋肉の緊張による血行不良であれば、脳梗塞やくも膜下出血などの脳に起こるトラブルの原因になりかねないわけですし、また脳のトラブルのリハビリにもこの知見は必須のものと考えます。
原因を放っておいて結果だけに目を奪われていては、問題は繰り返すばかりになりかねません。
<p> 未病で防げば何でもないことでも、いざ問題が起きてしまったあとでは大変になることがほとんどですから、ご自分の姿勢を見てチェックしてみてください。<
チェックポイントは・・・

 1,肩の高さの左右差
 2,方の前への出方の左右差
 3,顔の傾き
 4,目の大きさ

 これらの左右差が少し大きくなってきたなと感じたら是非骨格を整えることを意識してくださいね。
 脳と握力の問題も体全体の歪みで解決できる礒谷式力学療法 
        杉並区・西荻窪  鴨下療法所



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