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エヴァ アニメ 1話

はじめに

17話まで観た段階での感想。
見ながら取ったメモと、見た当時の補足をもとにしている。


本編

バケモノが出ると警報が出てシェルターに行く。

お姉さん「よりによってこんなときに見失うなんてまいったわねー」

見失うってことは一回見つけてたのか?って思ったけど、貴重なパイロットだし市内では監視がついてたんだろう(家出回を思い出しながら)。


ミサトさんのエッチな写真

男子「やっぱり来るんじゃなかったー、待ち合わせは無理か、しょうがないシェルターへ行こう」
えっちな写真。「シンジくん江♡ ココに注目!! 私が迎えにいくから待っててネ♡」

全然反応してなくて草。最初観た時は、「これ思春期くらいの男子からしたら返事が難しすぎるから、ミサトさんのコミュニケーションミスだろ」って思った。

こういうのに、「うわっめっちゃエロイ…!」みたいな、大人な返しができるのは、結構早熟だったり女慣れしてる男子だけだろうと思う。特にこの年じゃ。

ただ、17まで観ると、ミサトさんのコミュニケーションスタイルなら「な、なんですかこの写真..///」でも、「なんなんですか…これ?」でも、「あらーシンジ君、緊張しちゃったの?」とかいって流せそうだから、OKかもしれん。


避難指示

避難指示出てるのに、この男子こんな冷静って意外と平和ボケしてる?
でも周りに誰もいないのに焦ってないのは、こいつが空気読めないだけかもしれん。
と思ったら15年ぶりの「しと」らしいのでしょうがないか。


ミサトと合流

しばらくメモ。

お姉さんと合流。すげえドラテク。かっこいい。

総力戦だけど勝てないらしい。エーティーフィールドが要らしい。

お姉さん「えぬつー地雷を使うわけ―?伏せて!」
核みたいなもんかね、人いるから核とは違うけど強い爆弾っぽい。

会話
お姉さん「大丈夫だったぁ?」
シンジくん「口の中がしゃりしゃりしますけど」
お姉さん「そいつは結構、じゃあ、いくわよ!せーの!」車をひっくりかえす。
みさとさん「どうもありがとう助かったわ」
「いえ僕の方こそ、かつらぎさん、」
「みさとでいいわよ、あらためてよろしく碇シンジくん!」
「あ、ハイ」

シンジ君、最初に「あっ」って言ってる。

(1話時点でのメモ)
胸見せた写真とか送ってきてたから、グイグイ距離詰めてくるデリカシーないタイプの人かと思ったら結構普通の対応だ、シンジくんも結構大人というか適切な距離で接してて立派。

17まで観ると、シンジ君はパブリックな場でのコミュニケーションは無難にこなせるタイプのコミュ障、というのが自分の感想。なのでこういう会話はサラっとできちゃうんだろう。

面接はいけるけどカラオケは苦手、グループワークは得意だけど飲み会は苦手、みたいな。


メモ。
お姉さんが独白でぼやいてる。車のローン大変らしい。
シンジ君迎えに来るのに一張羅着てきたらしい。
「せっかく気合入れてきたのに…」なぜ...??

後から見れば、どう考えてもシンジ君がパイロットだからだ。


ネルフ到着前の会話

メモ。
バッテリーかなんか?を盗んだっぽいミサトさん。とがめるシンジ君。ミサトさんはえらいからOKらしい。

会話
「説得力に欠ける言い訳ですね」
「つまんないの、かわいい顔して意外と落ち着いてんのね(真剣そうな顔)
「っ…そうですか…」(ちょっと下向き気味)
「あれ怒った?ごめんごめんおっとこの子だもんね」
「みさとさんこそ年のわりに子供っぽい人ですね」
車で蛇行して仕返し。

(1話時点でのメモ)
この言い合い自体はシンジ WIN。ただエッチな写真、礼儀正しめ、大人な真剣さ、からかう感じ、とミサトさんはいろいろ接し方を変えてシンジ君との距離感を試してるようにも見える。出方をうかがう的な。

んで、真剣な顔でたじろぐあたり、受け答えは立派でもやっぱりまだ子供なんだなーっていうのがミサトさんの中で確定したシーンだと思う。

ただ一方でシンジ君もやられっぱなしじゃなくて、一発「みさとさんこそ年のわりに子供っぽい人ですね」って返している。

17話まで観た感じ、シンジ君はまあまあ空気読めるタイプだと思うので、「OKなライン」まではわりと生意気になるタイプだと思う。

逆にシンジ君からすれば、「向こうがからかってきたんだから、こっちもちょっとからかうのは許されるな」って思ったんだろう。ミサトさんは気楽に話せる大人ポジ。


ネルフ到着後

メモ。

しとはだんだんかしこくなるらしい。
「父のいるところですね」
「まねーお父さんのお仕事知ってる?」
「人類を守る大事な仕事だと「先生」からは聞いてます」

下向いてるしなんかいろいろ思うところがありそう。父の仕事についてあんまり詳しいことは教えてもらってないっぽい。仕事について知ったのも先生から間接的にみたいだし、あまり連絡とか会話はしてなさそう。

ネルフは使途に勝つのが仕事。初号機を起動する
絵的にシンジ君はパイロットの「予備」。昔父に置いてかれたっぽい?


会話メモ
「なんかするんですか、僕は」みさとさんが黙ってる
「そうですよね用もないのに父が僕に手紙くれるはずないですよね」
そっか苦手なのねお父さんが、あたしと同じね」

感想
会話になってない。

「用がないのに手紙くれるわけない」って言われたら、普通なら「そんなことないよ」とか「あんまり連絡とらないんだ」とかになると思う。

いつの間にか「父が手紙くれない」が「(シンジが)お父さん苦手」に入れ替わってる。無理やり共感・同調してシンジから好印象をゲットしたい、ついでに話題も逸らしたいように見える。

(一話観た後)
ただ、この後ミサトさんは、ゲンドウの命令を受けてシンジ君をエヴァに乗せなきゃいけない立場だから、ゲンドウがシンジに用があることは否定したくないしかといってシンジ父を悪く思うようなことは言いたくなかっただろうしで、それくらいしか言えることなかったのかもしれん。


水着の金髪おねえさんがでてきた。
「例の男の子ね」
「これまた父親そっくりなのよー可愛げのないところとかね」リツコにこにこ。

感想
みさとさんなりにシンジ君の父親への苦手意識を和らげようとしてんのかな。父親にそっくり(シンジに父に共感させたい)、父親は職場で受け入れられてる(だからあなたも大丈夫よー)みたいな?

メモ
「パイロットがいないわよー」
「さっき届いたわ」

感想
本人の前で届いたとか言うな!ミサトさんと比べてリツコさんは空気読めないタイプ。


ゲンドウとの対面

「とうさん、なぜ呼んだの?」
「お前の考えている通りだ」
「じゃあ僕がこれに乗ってさっきのと戦えって言うの?」
「そうだ」
「やだよそんなの父さんは僕がいらないんじゃなかったの」
「必要だから呼んだまでだ」
「なぜ僕なの」
「他の人間には無理だからな」
「無理だよそんなの見たことも聞いたこともないのにできるわけないよ」
「説明を受けろ」

感想
そりゃ説明はいる!こんなわけわからん巨大ロボに乗って戦うのに「じゃあ後は流れで,,,」とかなるのは許されん。
ただ、結局あんま説明せずにエヴァ乗ったような気もする。シンジ君かわいそう。

「そんなできっこないよこんなの乗れるわけないよ」
「乗るなら早くしろでなければ帰れ!」ずしーん。振動。
「奴めここに気づいたか」
「シンジ君時間がないわ」みさとを見るシンジ君。
「乗りなさい」きっぱり。
「やだよせっかく来たのにこんなのないよ!」
ミサト「シンジ君なんのためにここにきたの。ダメよ逃げちゃ、お父さんから何よりも自分から

ちょっとおかしい。「巨大ロボットに乗って命かけろ」って命令に背くいたのは、父からの逃げではあるかもだけど、自分からの逃げってのはよくわからん。

今見返すと、自分にしかできない人類を救うという仕事を、ちゃんとやれってことか?


レイ登場

「分かってるよでもできるわけないよ!」
「ふゆつき、レイを起こしてくれ」

「レイ、予備が使えなくなったもう一度だ」
「はい。」初号機をレイ用にカスタムする。
「やっぱり僕はいらない人間なんだ...」
なんか死にそうなレイが出てきた。


男らしいシンジくん

レイ、なんかめっちゃ血出てる
「逃げちゃだめだ」*5回くらい?

「やります僕が乗ります」

男らしさ満点。旧来的な男らしさ、(シンジ君以外にとっては)とても助かる自己犠牲。一回葛藤してるけど。

エヴァに乗るまでの流れとしては、
父含むネルフ職員の命令
ミサトさん「父と自分から逃げるな」
拒否
レイにやらせるか…
シンジ君はちょっとメンタル落ち込む
傷だらけのレイを見る
逃げちゃダメだ
搭乗決意。

シンジ君をエヴァに搭乗させるには、「父(や他ネルフ職員)の命令」と「自分にしかできない大事な仕事をやれ」では足りなくて、「傷ついたレイを守る」が追加で必要だった。

こう整理すると、ゲンドウはシンジに対し精神的な影響力は確かに大きかったが、シンジを物理的に支配していたり命令に従わせる力があったわけじゃなかったってことになる。


エヴァ搭乗後

なんか汚い色の液体はLCLというらしい、肺で満たすと呼吸できるらしい、普通にヤダ。コオロギより嫌だろ。

「ぎぼちわるい」
「だめよがまんなさい男の子でしょ!」

それってジェンダーロールの押し付けデスヨネ!!!汚い色の液体は普通に飲むの嫌だししょうがないだろ!別にシンジ君だって感想言っただけで、出ていこうとしたり反抗したわけでもないし!かわいそうに…


戦闘・ナンバリングのミス

なんかエヴァとの接続が上手くいってて、すごいらしい。
出撃。いろいろガチャガチャ動いてる。

そういえばみさとさん零号機とかいうのがあるっぽいこと言ってなかった?最初に初号機とかいっちゃったせいでナンバリングできなかったのか?念のためタイプKとかにしておけばよかったものを...

碇、本当にこれでいいんだな?、二やりと笑う父親。よくなさそう。

次回予告
エヴァは使途に勝つ、だがそれは全ての始まりに過ぎなかった、父親から逃げるシンジ、みさとの傲慢は自分が彼を救おうと決心させる、次回見知らぬ天井、この次もサービスサービスぅ!


全体を通して


シンジ君のエヴァに乗る理由

当たり前だけどシンジ君はあんまりエヴァに乗りたくなくてい。「父・ネルフの命令(から逃げない)」「自分にしかできない仕事(から逃げない)」「レイを守ること(から逃げない)」の三要素がそろってようやく乗った。

17話までに、シンジ君は「なんでネルフにいるのか」「なんでエヴァに乗るのか」についてミサトさんやアスカと何回か話していて、主体性のなさとか、他人を気にしすぎなことを責められることになる。

しかしこうして整理すると、シンジ君にとってはエヴァに乗ることは最初っから他人のためにやらなきゃいけない仕事であって、自分ではやりたくないのは当然。

むしろそこで主体性を持てっていうのがねじれていて、主体性を持てって言うのは、「自主的に自己犠牲しろ」みたいな意味にしかならない。

まあいわゆる「男らしさ」とまとめればそうなのかもしれない。


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