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人がものを作るエネルギーは万病に効く〜文フリ行ってきました〜

日曜日に、文学フリマ東京36に行ってきました。人がすごすぎて試し読み全然できなかったし、帰り道に途中下車して遅いお昼食べようとしたらどこもかしこも混んでいて1時間弱そこらを彷徨うハメになったし、大変だった。

大変だったはずなんだけど、行く前に気になってた頭痛と肩こりは寝る前には治ってたし、月曜日はいつもより10分早くベッドから抜け出せたし、途切れがちな日記は奇跡的に続いてるし(まだ3日間だけど)、創作のエネルギーが湧き上がり、行き詰まってしばらく寝かせてた小説を読み返して続きの構想をして、新作を戯れに書き始め、しまいにはこのnoteを書いている。

文フリパワー、すごい。万病に効く。

買ったものは、こちら。

はてなブログさんの無配ももらった。

行く前に買う予定をしていたのはこの中で2冊だけ。そもそも資金に余裕はなかった。なのに、Twitter上での知人のブースに行ったらどれも面白そうで、新刊だけのつもりが全部買ってしまった。たまたま表紙が気になってブースに立ち止まったら売り子さんが話しかけてくれて、たまたま同性カップルさんも出てくる内容の本だとわかって、私もそうなんです、と話しながら買ったのもあった。思ったよりお金を使ってしまった。でもそれが何故か嬉しくて誇らしい。まだ読み切れていないけれど、少しずつ時間を見て読んでいくのが楽しみすぎる。

ずらりと並んだ机と本の山を見て、出店している人みんな、自分たちの書くものを本の形にしたいって思ったんだなということに、いちいち感動してしまった。文フリにある本は、文章はもちろんのこと姿もみんなバリエーション豊か。厚み、表紙、紙の質感、横書きなのか縦書きなのか、フォント、文字サイズ、余白に至るまで。全てが作った人の個性と「好き」を表している。「物」としての同人誌が、好きだ。人の多さに負けてあまり長い時間いられなかったけど、本当は全部のブースをひとつずつ回って、ゆっくり本を吟味したかった。

いいなぁ、私も出したいなぁ、本。文フリに出たいなぁ。

オリジナルの創作の本をいつか出したいねと友人やパートナーと話していたのに、いつのまにか数年経ってしまった。どうせならブログの文章を少し直してエッセイ本も出したい。本当は、自信がなかった。二次創作なら、原作があるから同じキャラクターが好きな人なら何人かには読んでもらえる。でも、オリジナルのものを出して誰にも読んでもらえなかったら悲しい。だからずっと、躊躇していた。

文フリ出たいな、出られるかな、と呟いたら、二次創作の時はいつも表紙を描いてくれるパートナーがクールに言った。

「書いたものまとめて印刷所に出したら本はできるの、知ってるでしょ。出られるかどうかじゃなくて出ようと思ったら出られるんだよ。ま、買ってもらえるかは別だけど」

はい、知ってました。そして本作る技術と知識は習得しております。最低限は。

この文フリでもらったエネルギーがどこまで保つかはわからないけど、なんとか一年以内に出られて、ちょっとくらいは買ってもらえるよう、考えてみよう。頑張るぞ。


(はじめて同人誌作った時の記事はこちら↓)

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