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小江戸川越家紋散歩案内2

こんにちは。
小江戸川越家紋散歩案内人のナベです。
今回は前回に続いて、なぜ?小江戸川越の街に「巴」紋が多くあしらわれているのかを、お話しします。

先ずは、巴とは何を表しているのか。一口に「巴」紋といっても意匠が
色々あり、同じように説も色々と諸説あるのです。紋章学的にも答えはありません。そこで私は風神雷神説を取り上げました。
巴の形は自然界を司る神への信仰から由来していると思われます。
一つには渦巻きであり。風を司る風神が、風を呼び雲を呼び水を呼ぶ。もう一つは雷鳴であり。雷を司る雷神が、雷鳴を轟かせ雲を呼び雨を呼ぶ。
明治の大火で多くを焼失した川越は、この惨劇を二度と繰り返してはならないと、物理的には蔵造りを、そして心の支えとして風神雷神の火を防ぐ水と五穀豊穣をもたらす雨に、願いを込めて瓦に「巴」紋が意匠されているのです。
見出し図にもある様に、古代から雨乞いの儀式には太鼓を打ち鳴らします。
「雷神様起きろ。寝ている場合じゃないぞ」と雷神様に届くように太鼓を叩きます。雷神の背負っている太鼓にも、お祭りの太鼓にも「巴」紋が描かれています。

「巴」紋色々

こんな話は知っていますか。私の小さい頃にお袋からよく言われました。
「雷様が鳴ったらおへそを隠せ、おへそを出していると雷様におへそを食べられちゃうぞ」と。子供心に信じていました。(笑)
雷が鳴って雨が降ると気温が下がります。お腹を出していると冷えてお腹をこわすので、お腹を守れという事ですね。
こんな話を知っているのは私達団塊世代より上だけでしょうね。
今の子供達に話ても信じてもらえないでしょうね。(笑)(笑)

小江戸川越家紋散歩ツアーの案内です。





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