「汚い承認欲求」の話
突然だが僕は「汚い承認欲求」を抱えて生きている。
怠け者で他人と触れ合ったり行動する事に対して異常な恐怖感を抱いている上に皆が出来ていることが自分だけうまく行かないという問題を抱えている僕は嫌われ者になるにはうってつけだったのかもしれない。
存在・外見・能力…とにかく様々な場所で様自分のアレコレを否定された僕はいつしか「承認」「支持」に対して強い憧れや拘りを持つようになった。
だが「承認」という「欲望」を成し遂げるには何かしらの「大義名分」が必要となる。 そこで「他人に迷惑を掛けたくない」「他人の役に立ちたい」「他人に嫌われたくない」という願望や弱さに自らつけ込みそれらを「大義名分」とする事で「誰かに承認されたい」「支持されたい」という「欲望」に繋げたのである。
他者から見たら僕は「他人の事をすごく考える人だ」と思うかもしれない。
だが実際は「他人から嫌われないか」「他人は自分をどう評価しているのか」という事ばかり考えている自己中心的な人間なのである。
僕はこの「汚い承認欲求」に吐き気を感じつつも「他人から認められる自分」というありもしない幻想を追い続けているのだ。 もはやそんな「汚い承認欲求」を捨てたいのか陶酔していたいのかわからなくなりつつある。
今日も僕は「汚い承認欲求」と向き合っている。