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本の修理

子どもたちが「本が破れています」とか「本が壊れている」と言ってカウンターに持ってきてくれる。ページヘルパーやBコートで直ぐに直せる時は、目の前で直す。ページがはずれた時や、背表紙がかけたりすると、接着剤で固定したりしなければならないので、「入院しなければいけないね」と言って預かる。その時、今読みたいか?借りて帰りたいか?を確認する。もし、借りて帰りたい時は、「大切に読んでね、帰ったら入院しましょう」と言って貸し出す。
修理なら完全とはいかないけれど、手をかければまた、安心して読むことが出来るようになる。しかし、復元不可能なのが、書き込みだ。えんぴつなら消すことも出来るのだが、大抵は、マジックや消せ無いもので書かれている。カラーの部分だったら、消しゴムで消すと、色が抜けてしまう。つまりキズついたところはどうにもならない。
わざとそうしたのではない、ということはわかっている。書き込みの様子から、まだわからない幼い弟や妹が書いたんだろうなとか、ついクイズの答えを書いてしまったとか、ゲーム本だと答えを書きましょう記してあることも。
図書室利用のオリエンテーションの時、必ず「幼い弟や妹がいる人は、気をつけてあげてね。あと、犬や猫もね。」と伝えている。「みんなで読む本たちだから大切に読んでね」と。
みんなが少しづつ気をつけて欲しいな。

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