出逢って・・・触れて・・・調和して・・・

葉と花が出逢って
一つのいけばなが生まれます。

時々、生けていて起こる
頭の中が空っぽで
ただ手だけが動いて生ける。

「どんな風にしよう」
とか
「こんな感じはいいかな」
とかいう思いも考えも
全くなくて
気がついたら手が止まって生け終わっている。

時間も空間も感じられないような
不思議な感覚。

タニワタリとレナンセラが　
まるで意志を持っていて
それをわたしに伝えてくれたような
この感覚。
花や葉とわたしが一緒になって
区別がつかなくなるような感覚。

心の波もなくて
静寂の中にいる。
存在だけを感じている。

それを無心というのだろうか？

天地自然の草花と人が触れることで
いけばなが生まれます。

そして、
そこに天地自然と人間との調和が広がれば、
いけばなの天命が完うするのでしょう。

《花材》タニワタリ　レナンセラ
ガラス花器

華まつり🌸天咲】は、天地の流れを受けて、天地をつなぎ、人と人をつなぐ、いわば天地流のいけばなを探究しています。
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