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メガビタミン療法みたいなのを5年やってる不注意ADHD子供の話

メガビタミン療法の藤川メソッド、知ってますか。
ビタミンやミネラル、タンパク質を摂って鬱や発達障害を改善することを提唱されている藤川徳美先生の健康法です。メガビタミン療法ともいいます。
詳しくは本を読んでください。

藤川先生のブログもあります。

我が家には、不注意ADHDグレーゾーンの小5女子がおりまして、小1くらいの時にこの本に出会い、それ以来アイハーブでサプリを買っては与えています。ついでに自分や上の子もアイハーブで良さそうなものを買って飲んでいます。
ただ、かれこれ5年ほどやってきて、自分なりに試行錯誤もし、そのまま同じ形では継続していません。
藤川メソッドを始めたばかりの人の口コミは多いのですが、そんな5年もやっている人がどうなったかというのはなかなかないと思うので書こうと思います。
どなたかの参考になれば何より。


藤川メソッドやって、どう変わった?

5歳(年長)の時

幼稚園から「いつもぼーっとして動きが遅い」「いろんなことが引っかかってやるべきことができない」と言われる。発表会でもぼーっと立っているだけ。
幼稚園で指摘されたため、病院に行ってコンサータを飲み始める。飲むと集中できているかは不明(集中すべきことじゃないことに集中しちゃってるような)。その割に貝のように無口になる上、ご飯がほとんど食べられなくなり栄養失調で入院する。コンサータやめる。
この5歳の秋に藤川メソッドを始める。ただ最初はあまり食べられない上にプロテインを嫌がるので、できるだけ卵料理や肉を食べさせちょっとずつ鉄分などを追加していく。

小学1年〜5年

そこから、最初の2年半くらいはほぼメソッド通り、タンパク質は体重の1.5倍程度・ナイアシン・キレート鉄・プロテイン・マグネシウム・ビタミンB群などをとらせていましたが、徐々に内容は変えながらも今はタンパク質・鉄・マグネシウム・ビタミンB群・DHA・レシチン(ホスファチジルセリン)・DMAE・亜鉛など摂らせています。
小学校入りたての時は、担任に暗に支援級への通級を勧められたりしましたが、学年が上がるにつれ言われなくなりました。

宿題に時間がかかり、最初のうちは親が下書きしたり、横で読んであげたり、筆算を書いてあげたり(これは今でもたまにしますが)つきっきりで手をかけていましたが、宿題が複雑になりつつもかかる時間はちょっとずつ少なくなり、4年生くらいから工夫をすれば自力でできるようになりました(でもできない時もある)が、それでも1人で勝手にやるということはないので、横で「ぼーっとしてるよ」とか声掛けは要ります、、、

ちなみに、不注意ADHDの子供に宿題をさせるアイデアについても書いているので、よかったら参考にしてください。

「ぼーっとする」というのは、今でもあるし不注意もひどいですが、集中できる時間も増えています。しかしこれはビタミンのおかげなのか成長なのかは不明です。体調が悪い時、お腹いっぱいの時(特に糖質を摂ったあと)、疲れた時は今でも全く集中できません。なので勉強をさせる時は体調を見て、これはもう集中できないとわかったらキッパリ諦めて寝させます。

学校の成績は1年2年の時のあゆみが見当たらないのでなんとも言えないですが、3年生の時はもう少しが7つ、4年生は4つに減りました。まあ4つ(うち2つは体育と音楽)もあるんかい!というところだと思いますけれど、、

結論として

成長したから良くなったのか、それともビタミンのおかげなのかはわかりません。良くなったと言っても、支援級ギリギリレベルからうっかりしてる普通の子になった感じですかね、、
得意不得意がかなりはっきりしていて、漢字の書きはまるでダメ(ただし読みはかなり難しいものでも読める)、計算はうっかりひどい、の他は特に問題ないレベルです。雑学が好きで、理科社会と漢字以外の国語、算数の図形問題は得意な方なので100点とって帰ってくることも珍しくないです(4年生くらいから)。1・2年生の時はテストに集中できなくて、途中から白紙とか、先生が休憩時間にやらせましたというのが多かったですが、今は最後まで集中してテストも受けられるようです。

その日の体調が良ければ集中できるし、意外と難しいことも理解したり成長したなあと感じる時もありますし、そうした日が少しずつ増えているのも感じてはいます。でも流石に本に書いてあるような「優等生」にはならないですね、、(なりそうにもない)
担任の先生にとっても、うっかりがひどいし、色々ノロい、忘れ物が多い、物をすぐ失くす、字が汚くて読めない、授業中ぼーっとしている時がある、かと思ったらたまに張り切って発言多い要注意タイプじゃないかなと思います。宿題は漢字なら正直字が汚くても書けばオッケー、気力なくて読み仮名書かなくてごめんね、、とかとりあえずやりましたという感じでやらせてもらってます、、、

一方で昔は集団で何かをやる時に周りのことはお構いなし(全く見えてない)でぼーっとしたり、近くのものに気を取られている感じでしたが、今はキャンプで下級生の面倒を見たり、運動会の集団での踊りでもノリノリでリードしている方なのでその点は克服したようです。ただ、心が幼いので同級生の女子の友達はできないようですが、、

これを読んで藤川メソッド、効果あるな!とちょっとでも思われる方はぜひ試してみてください。

5年たって今継続しているサプリ

上にも書いたのですが、実はこの5年の間に試行錯誤をして色々と変えています。ずっと一貫して変えていないのは、タンパク質を体重の1.5倍くらい摂ることですかね。
最初は肉も嫌いで少食でしたが、今は200gくらいのステーキもペロリと食べます。

今とっているサプリなど

錠剤類は朝しか与えてません。
朝ごはん含め、必ずタンパク質量は1食につき15g〜20g以上摂らせるようにしています。卵料理・肉魚類のほか、子供は枝豆・黒豆(レシチンも豊富)が好きなので良く食べさせます。

  • ウォンツで売っている鉄・カルシウム・ビタミンが取れるジュースまたはミロ

  • パルテノ(タンパク質が10グラムくらい摂れる)

  • Source Naturals Attentive Child(子供用の集中サプリホスファチジルセリンなど)1錠だけ

  • Solarayの「カルシウム・マグネシウム・亜鉛」を1個

  • キッズリポビタンDの瓶の上の空いているところにBuried TreasureのAdded Attentionをギリギリまで入れる(大さじ一弱)(ビタミンB群・ホスファチジルセリン・コリン・DMAEなど)

  • NOW FoodsのDHA-250を1個

これ以外に夜に家族みんなでUHAのマルチビタミン・鉄分・ビタミンCを食べています(忘れる時もある)。

それ以外に、スープやお米を炊く時、それから風呂にマグネシウムを入れるのは継続しています。また、夜は基本的にご飯抜きで糖質を摂りません。

キレート鉄をやめた理由

血液検査をして、鉄が不足していなかったからです。おそらくキレート鉄のサプリを3・4ヶ月飲めば子どもなら充足するのではないかと。あとは日々の必要分をヘム鉄などで摂る方が安全な気がします。
キレート化した鉄は腸管を詰まらせるという話もあり、子供なのでリスクは避けたくてやめました。その代わりミロや鉄分入っているドリンク、鉄分グミとか食べさせています。

ナイアシンをやめた理由

元々ナイアシンアミドやフラッシュフリーナイアシンを500mgとか1000mgとか飲ませたりもしていたのですが、飲み忘れた日と飲み忘れた日であまり変わらないので1年くらい前から飲んでないです。飲まなくなってから急にぼーっとするのがひどいということもないです。元々不注意のみでうろちょろするタイプじゃないので必要なかったのかもしれません。
どちらにしろビタミンB群に十分ナイアシンが入っているので、これで不足はないのかなと。何より、たった1粒のナイアシンですらすでに必要容量の4000倍を超えていたりするので、それを2粒も飲ませて子供の肝臓に負担がかかるのではという恐怖の方が大きかったのもあります。(ナイアシンのおかげで脂肪肝が改善したりすることもあるので、肝臓に負担はかからない、というかもですが。大人の話なので)
また、関係ないかもしれませんが、子供の手がオレンジ色になっていたので、肝臓に負担がかかっているかと考えた時、一番必要量をオーバーして摂らせていたのがナイアシンだったのでやめてみたというのもあります(ジュースのせいか、DHAの取り過ぎかどちらかは不明。現在は平常)

摂らせにくいタンパク質の補い方

藤川先生の本にはプロテインを飲ませるんですよ、みたいに書かれているのですが、実際問題飲ませ続けるのは非常に難しいです。チョコ味やら色々ありますが、遅かれ早かれ嫌いになりますね。
プロテインバーも色々試しますが、最終的にはプロテイン臭があるので嫌いになります。私は残ったプロテインをこっそりシチューに入れたり、パンケーキに混ぜたり色々工夫してましたが、流石に毎日シチューやパンケーキにするわけにもいかないですからね。
そのほか、タンパク質が多いコーンスープというのもあります。これ単品で出すとまた飽きたら怖いので、通常のつぶつぶコーンスープと混ぜて出したりしてました。
最終的には、(年齢的に飽きにくくなったのかもですが)パルテノにフルーツソースをかけるというのに落ち着いています。いちごソース、ブルーベリーソースなどヨーグルトコーナーには置いてあるので、好きなソースを選ばせてかけさせます。選べるのもいいようです。他にもはちみつ、練乳というのもいけますね。あとは、最近でたバニラ味もおすすめです。バニラ味にさらにいちごソースをかけるというのが今の子供のトレンドです。
基本的には子供は飽きやすいので飽きないように何パターンかのタンパク源を回すのがいいですね。

上記の他、朝なら唐揚げと豆腐味噌汁とか、かまぼこやちくわとニラ玉スープとか、慣れると見ただけでタンパク質量がわかるようになりますよ(苦笑)

DHAは効果あり?

気のせいかもしれないですが、DHAを飲み出してからちょっと賢くなったような?いつもよりちょっと理解が早かったり、覚えがいいような気がするような?気のせいかもですが。
ちなみに飲んでいるのはDHAが250mgもあるサプリなので、日本で手に入る含有量だともしかしたら実感は薄いかもしれません。ただ、取り過ぎはまたそれはそれで肝臓に負担がかかるので、適度が大切です。

レシチン(ホスファチジルセリン・コリン)やDMAEなど

これはもうただ単にiharbの口コミで良かったので飲ませているだけです。昔、上の子の時に胎教で行った「七田メソッド」でレシチンを摂るように言われたのですが、レシチンは有効なのかなという気はしています(上の子の時は飲んでいたのですが、下の子の時には通ってなかったので後悔しています)
効果はあるような無いような。液体の方のAdded Attentionの方がなんとなく効いてそうな気がするような・・・。味に癖があるので、子供が好きなポケモンの絵がついたキッズリポビタンDに混ぜるのがおすすめです。
Attentive Childはチュアブルとタブレットがあり、チュアブルは子供によっては苦手な味なので買う時は注意です(うちの子は最初は飲んでいたけど飽きたと言って全く飲まない・・・まだ2本あるのに)。

栄養は足りてきている

幼稚園の頃はもちろん、小3くらいまでかなり痩せていて小さかったのですが、小4くらいから大きくなってきて今は平均身長でちょっと太り気味なので、栄養がしっかりついて、その分頭の発達の方にも栄養が入ってくれているといいな、と思っています。

以上が、藤川メソッドを自己流で5年継続している人の現状です。
と言ってもまだまだ自己流藤川メソッドは続くので、また書くかもしれません。

(余談)
実は統合失調症の友人にも勧めて、その友人は藤川先生のクリニックまで通ってかなりストイックに3年くらいやっていましたが、結局改善せずやめています。人によって効かないこともあるようです。

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