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ベネッセ中学受験講座のあれこれ②

さて、①に引き続きまして続きの話です。ちなみに、①を読みたいという方はこちらを読んでね!

ちなみにというか、①を読んで下さった方は知っていると思うのですが、あくまで四谷80偏差値43の学校目指すの激ゆる中学受験の話ですので、そこをお忘れなく!


ベネッセ中学受験講座ってどんな感じ(続き)

映像授業ってどんな感じ?

これ、正直見てもらった方が早いです。算数については普通に誰でも見れます。

見てもらったらわかりますが、基本的に問題解説です。その週の基本内容を教えてくれるとかじゃないです。基本内容は、テキスト読んだだけでわかるでしょ、というスタンスなので。しかもたった3分とか、5分とか、短っ!
進学くらぶ(算数は毎週ガッツリ50分授業×2回)に比べちゃうと、びっくりな短さ!
実はここが自分は勘違いしてたなーと中学受験講座を始めたとき思ってしまったんですよね。四谷大塚の進学くらぶでは最初の基本の解説から問題解説まであるんですよ。本当に塾に通っているのと同じ感覚で。もちろん四教科。しかも四谷大塚のトップ講師が教えてくれるのでめちゃくちゃわかりやすいんですよ。
これくらいの内容を期待していたのですが、解説も全ての確認問題じゃなくて、「応用」と書かれた問題のみ(そうじゃない時もあるのかな?)、短いのが1週間に4本くらいしかないのですっかり出すのを忘れるし・・・(そもそも応用問題で志望校に出そうにない奴はやってない時もあるんで)正直全く使ってません。しかも算数だけ・・・ちょっと期待しすぎていたのかな、、
でもまあ、うちの子がへっぽこなだけで、普通の子なら応用の解説だけで十分かも。
ちなみに、理科社会についても同じく3分くらいのミニ授業ありますが、どちらかというと今習った内容の入試問題レベルの解説です(例えば地理なら、いきなり工業地帯のグラフからどれがどの工業地帯か見抜く、みたいな)。
なので、基本はテキスト読んで理解して、その上で応用問題を解くときのちょっとした助け程度に思った方がいいです。

計算練習はどんな感じ?

A5の冊子に毎日計算問題と1行問題があります。
そんなに難しくなくて、無理がない程度に計算の練習ができるし、忘れていた以前扱った内容の復習をサラッとできて非常に効率が良いです。
たった5問しかない上にそんなに難しくないのでちょっとやろうかなと手をつけやすいのがいいところ。

5年生7月号計算と1行問題ドリル

正直5年生のレベルではこのくらいでいいと思うんですよね、、忘れないようにするのがメインで。
上の子が5年の時は予習シリーズの計算を毎日やって、時には高速基礎マスターの計算もしてましたが1ページに10題くらいややこしい問題があって、勉強苦手な子は3問目くらいで音を上げちゃいます。あと予習シリーズの計算問題は、6年生になるまで本当に計算オンリーで1行問題はついていないところも違いますね。

まさにこの辺から見ても、ベネッセの中学受験講座は偏差値高い中学対策向けではないのかなという気がします。
偏差値が55以上などになると複雑な計算問題が2・3問のみで、絶対落とせない!というプレッシャーがあるので、この内容だとちょっと不安がありそうですね。

考える力中学受験講座に向いている人向かない人

さて、この先は上記を踏まえたこのベネッセの中学受験講座に向いている人向いていない人について、自分なりに感じたことを書きます。

向かないご家庭

子供に関しては自分で読んで理解しようという気がないとまず無理な教材になっています。なので、子供側にある程度のモチベーションが必要です。

  • 難関中学を目指している(偏差値55以上)

  • 受験者数の多いテストを毎週・毎月受たり立ち位置を常に確認したい

  • 演習問題が多くて難易度が高いものなどもしっかりやっていきたい

  • 理科社会の演習もしっかりしていきたい

  • 人に教えてもらいたい

  • 行きたい中学がないなど明確なモチベーションが子供にない

  • 地元の公立中学に絶対行きたくないという気持ちが子供にない

  • 子供が自分で読んで理解しようという気がない

子供が自力でやらない(やれない)場合もあるので、一緒に伴走は相当意識が高い子供でない限り必要です。基本的に子供任せはほぼ無理と諦めてください。
ある程度親の方で子供の様子を見ながら、1ヶ月以内にテキストをやり、少なくとも赤ペンが解けるくらいには仕上げられるようにスケジュールを考えて声かけをしたり、場合によっては反復練習のために問題をコピー取ってやらせたり、ということをする必要はあります。
子供がどうしても1人で出来そうにない時は、一緒に読んであげたり、答え合わせをして間違っていたら指摘してあげたりということもしないといけません(解説は子供が自分で読んで理解できるように書いてあるので、イラストもあって親切でわかりやすいですよ)。その時なかなかわからないとどうしても腹が立ったりしがちなんですが、怒鳴ったりすると虐待になりますから、ある程度自分を律せられる方の方が家庭が安泰でしょう。(後述しますが、毎日この苦悩との戦いです)
それと何度か書いているように、塾のように毎週や毎月テストがあったり、偏差値が出て全国の立ち位置や志望校での立ち位置がわかるということはないので(5年生後半から志望校テストはありますが、おそらく母数は小さめ)、そういうのをご希望の方は四谷大塚の進学くらぶがおすすめです!

向いているご家庭

上記の向いている子・親の逆の話になりますが、やはり目標偏差値は50以下くらいで、親がスケジュール管理やできない問題の管理をしながら、その月の赤ペン先生が出せればいいやくらいの気軽さで伴走できるご家庭におすすめです。
テキストが全部できたら頑張ったと自分とお子さんを褒めましょう。ちょっとでも演習問題もやったら、かなり偉い!その上、計算と1行問題までやっていたらかなり優秀です。でも頑張りすぎると親子ともに続かなくなるのでご注意を。継続こそが大事です。
予習シリーズとの対比ですが、テキストのわかりやすさは圧倒的にベネッセです。予習シリーズの算数はやっぱり先生が教えてくれるからやれる気がしますが、ベネッセは子供でもスモールステップでできるし、親もわかる、自宅学習としては継続さえできればかなり強いと思います。その継続が難しいのですが・・・。(その良い証拠として、4年生9月時点では600人くらい赤ペン提出者がいましたが、5年6月号は現時点で190人くらいしか提出してません、、サービス中止にならないで💦→6月号の締切には少なかったけれど、7月半ばに見たら450人くらい提出してました、セーフ?)


という所で話としては一段落。
次はなんで我が家はベネッセの中学受験講座を選んだか、どうやって続けているかなどのお話です。

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