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「疾風伝説 特攻の拓」

漫画2回目は漫画 所十三 原作 佐木日飛朗斗「疾風伝説 特攻の拓」です。

「疾風」と書いて「かぜ」、「特攻」と書いて「ぶっこみ」と読みます。

以前の記事で書いたのですが私が育った町には遊ぶところがなく、古本屋が2つあるだけでした。

そこで小学生の時に出会ったのがこの漫画。今でも定期的に愛読してます。ヤンキー漫画の金字塔です。


主人公の浅川拓はバイク好きのいじめられっ子。横浜の暴走族「外道」の秀人がクラスに転校してきたことをキッカケにバイクの改造をしたり変わろうとします。訳あって退学になり、勘違いの末、転校した私立聖蘭高校、通称「乱高」は不良偏差値98のヤンキー高校。(県立聖蘭高校は進学校)

拓は波乱を乗り越え、周りに認められますが、ヤンキーに囲まれた普通の高校生。波乱万丈な高校生活が…。そんな漫画です。


色んなヤンキー漫画を見てきてどれも負けず劣らず面白いものが多いですが、個人的にはこの漫画を超えるものはないかなとも思います。

主人公がヤンキーではないからこそ、色んな痛みや苦しみがわかる。


全27巻の中で、個性的なキャラクターの多いこと。

ちなみに私が好きなキャラクターは「龍神」こと天羽時貞、「極悪蝶 初代総長、蝿の王 総長」来栖奈緒巳、「美麗 総長」一色 。

2chでもしばしば出てきたフレーズ「不運と踊っちまった(ハードラックとダンスっちまった)」もこの漫画のメインキャラ「夜叉神 総長」鰐淵の名言です。

ヤンキー漫画って「共感もできないし、誰が強いとか興味ないし、読む気しない」って人は多いと思います。


前述した通りこの漫画は、

主人公がヤンキーでないからこそ、痛みや苦しみがわかり、暴走族のチームの垣根を超えた人と人との繋がりがあるドラマチックな漫画です。

涙なしには見れないところもあり、私は2箇所泣くところがあります。


ヤンキー漫画に距離を置いている方でも楽しめる作品ですので気軽に読んでほしいです。

ちなみにこの漫画が終了してからも、原作 佐木飛朗斗で小説や続編など出てますのでそれも合わせて読むのもありですね。

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