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Kamoko騙されそうになる事件②(築古マンション区分投資編)

あと少しで、築古マンションの区分 一室を350万で購入しようとしてしまったKamokoです!

危なかったー!!

もし区分マンション350万で買っていたら、Kamokoの不動産投資人生、一瞬で終わっていました←2度目(^_^;)

どのようにしてそんな流れになってしまったのか、またギリギリセーフで救われたターニングポイントまで書いておきたいと思います。

区分マンションから不動産投資を始めようと考えた

不動産の勉強を始めて、物件を探し出した頃。

いきなり1棟を買うのは怖いし(買えないし)、巨額の借金をするなんてできない、、!と思っていた頃。

楽待やアットホームでめちゃくちゃ安い区分物件を探す旅に出ます。(※それ自体は間違っている判断では無いと思います〜)

狙い目は、夫婦や3人家族でも住めそうな2LDKくらいです。理由は、単身はすぐ引っ越してしまう可能性が高いですが、家族住まいだと長く住んでもらえる確率が上がるため。

Kamokoの家から通える範囲にあるマンションの、300万円くらいの一部屋(区分)をまずは買って、不動産運用をして勉強をしてみよう!と考えました。

もちろん現金一括購入で!!

もし区分投資に失敗したとしても、車を買って全損したと思おう。

これまでKamokoは実家の車を使いたい時に使って、自分では1度も車を買っていないので、すでに使い古して車1台使い終わったと思えば良いじゃないか!!

車全損くらいで失敗で終われば、何千万のローンを組んで失敗するより、100倍マシだ!!

と考えました。

不動産会社との出会い

アットホームで、区分物件を安い順から探し、片っ端から不動産会社に問い合わせをします。

(ファイナンシャルアカデミーの先生が、1日3件は問い合わせしましょう!と言っていたので、とにかく探して日々問い合わせました。)

実際に問い合わせをしてみると、メールだけでサクッと返事の来る不動産屋さんから、電話をかけてくる不動産屋さん、スルーしてくる不動産屋さんまで、様々です。

中には電話をくれて、こんな安いボロボロの物件は買わない方が良いよ!とわざわざ教えてくれる不動産屋さんもいました(言い方は、親切というよりぶっきらぼうでしたが)

そんな中、良かったら内覧してみますか?と親身になってくれる不動産屋さん登場!!

超激安な300万くらいで買えるマンション1室なんて、どんなところなんだろう?と、Kamokoはシンプルに興味深々で、内覧に行ってみる事にしました。
(これもまたファイナンシャルアカデミーの先生が、とにかくまずは見てみましょうと言っていたので)

まさにネギを背負ったカモな私Kamokoがとことこやってきます。

不動産投資を始めたいという事を理解してくれた優しい不動産屋さん。

あまりの物件の古さにびっくりしていた私に、「ここは事故物件じゃないから安心してね」という話と、「住む人は海外からの出稼ぎの人だったりするので、大丈夫ですよ」と、私の不安を解消してくれました。

いつかは、自分たちでリフォームしていきたいと思っているというKamokoの話に、とても共感&応援してくれました。

実際に、最初は小さな区分から初めて、自分たちでリフォームしながら、どんどん物件を増やして利益を出してるご夫婦がいるよと、成功している話も教えてくれました。

やっぱりまずは区分から、探してやってみよう!
と思えるようになり、背中を押してもらいました。

初めて内覧した日に、いきなり即決する勇気はなくて、その日は退散。

物件の区分投資ってこうやって始めるんだーと、少しイメージを持つことはできました。

その優しい不動産屋さんは敵か味方か!?安い区分投資のリアル

後日、同じ不動産屋さんから電話が。

また別の激安物件があるので、内覧どうですか?とのこと。

こんな安い物件を探しているKamokoを相手にしてくれるなんて優しい人だなぁ。。

そんな風に思い始めていました。クセはあるけど、良い人かも!?

次に見に行った物件は、なんとまだ、おばあちゃんがお住まいの物件。

階段で3階まで登る必要があり、大変だから部屋を代わりたいので、買ってくれる人を探しているのだとか。

とても優しいおばあちゃんで、お部屋もきれいに使っていました。昔は、窓から花火が見えたんだよ、とか、思い出話もしてくれました。

良い物件を本当に紹介してもらえたのかな?そんなふうにに思いかけた矢先でした。

弱肉強食の不動産の世界

ビジネスに私情を挟むのは厳禁でしょうし、そんな情に流されては、不動産の世界では勝ち残れない、弱肉強食の世界。

それは頭では分かっていても、さっそく目の当たりにすると、こたえます。

優しいおばあちゃん、やっぱりお金がないみたいでした。もう自己破産して、生活保護を受けなくては、やっていけない背景があるようです。

生活保護を受けるためには、マンション1室でも自己所有で持っているとNGだそうで、売らなくてはいけない。

しかもどうやら、家賃や共益費も滞納しているらしく、売れた金額で精算して、生活保護で入れる部屋を探して、引越し資金が出るくらいは捻出したいようです。

思い出の部屋を出るように促し、説得する不動産屋さん。すごい仕事だなぁと、奥の深さを痛感しました。

それが本当におばあちゃんのためなのか。不動産会社のただのお金儲けなのか。そんな事をつい考えてしまい、心が痛い。痛い。

公務員一家で育ったKamokoは、弱肉強食のビジネスマインドはほとんど無く、ただただ辛い背景を知ってしまいました。

とにかく買いたい!不動産投資を始めたい!

それでも心を鬼にして、この区分を買えば、不動産投資のスタートラインに立てるのではないか!?そんな野心も込み上げます。

悲しい現実を目の当たりにしながらも、不動産屋のオフィスに戻ったあと、購入申込書を渡され、450万くらいでどう?まずは購入申込書書いてみない?と言われました。(しかも高くなってるやないかーいw)

これが購入申込書かー!これを書いても、本当に買えるわけではないという知識は、ファイナンシャルアカデミーで得ていたので、気軽に出してみようかな?と、そんな風に思ってしまいました。

書いちゃうか?
そんな勢いになっていたところ、

え!!そんな急に決めるの?と横にいた夫。

さすがに一回冷静に考えた方が良いのではと言われました。

Kamokoはここまで勉強してきて、急に思い立ったわけではなく、一生懸命考えて、買いたいの!!なんで止めるの!!とまで思いました。

けど確かに印鑑も持ってないし、また後でスキャンして提出でも大丈夫となり、用紙をもらって帰ることに。

ここがギリギリ回避ポイント。何事も即決は危険です。

周りが見えなくなっていたので、危うくサインをしそうになり、一人で行っていたら危なかったです。

先輩大家さんに相談

その後、頼れる先輩大家さんに経緯を話して相談しました。

「そもそも、見積書もないなんて変じゃない?」

あ、、!
それを言われてハッとしました。

今考えれば、常識ですが、その時には知識がありません。

そうか、物件トータルの諸費用などがどれくらいかかるのか見積りをもらわなきゃなんだ!!

危ない。

しかも、家賃滞納とか、共益費滞納とか、どれくらいあるのか金額を明確にして、その分は確実に値段を下げてもらうように、とアドバイスをもらいました。

その金額で購入して、本当に精算してくれる保証はどこにもありません。

さっそく不動産屋さんに、見積もり作成をお願いしました。滞納額も教えて欲しいと聞いたところ、確認しますと濁されました、、💦

なんて知識のない状態で、買おうとしていたんだ。

本当に私は、ネギを背負ったカモです。格好の餌食でした。

区分投資のその先

もし、あの時、あの区分を買っていたら?

まずはこれまでの滞納費などは、買い主の私が支払うことになります。

しかも、おばあちゃんがスムーズに家を出てくれるかも分かりません。出でらうのにも一苦労。

出てくれたとして、お部屋のクリーニング代が発生して、その後客付け。

綺麗な部屋ではないので、それなりの人に貸すしかありませんが、うまく借り手が見つかるかも分かりません。

結局、ほとんど家賃収入は見込めず、投じた金額はほぼ勉強代と消えていくのが、オチだったのではないでしょうか。

再び売ろうと思っても、さらに安い額でしか売れなかったと思います。(私が高値掴みになっていたので)

不動産投資を拡大するどころか、結構な額を失って終わっていたかもしれません。

一人じゃ無くてよかった

自分で少し勉強したところで、この不動産の世界では全く太刀打ちできません。

  1. 物件を買う前に、まずは1番そばで見てくれてる家族に相談したこと

  2. 先輩大家さんに相談を仰いだこと

この2つで、Kamokoはギリギリ、まだ鴨鍋にならずにすみました。 

きっと私を相手にしてくれた、あの不動産屋さんは、悪い人ではありません。社長さんでした。奥さんと二人で経営している、やり手の社長さん。

きっと、良い人なのだとは思います。

きっと、kamokoを一気に再起不能にはしなさそう。

だけど、鴨鍋にする直前で、ギリギリじわじわと、(お金を)絞りとられていくんだろうなぁ、、と、今思うとぞっとします。

でも、それがビジネス!
丸腰で行ったKamokoがいけないのです。

ほろ苦い経験となりました。

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