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ひとり暮らしの初老人。夏の過ごし方、3つ。

お暑うございます、鴨桜子です。
今日は立秋でそうで。
カレンダーの中に、秋という文字を見つけた時の喜びは大きかった。
暑くても寒くても、時は流れ、なんだかんだ、秋は近づいてきているのです。

とにもかくにも、暑き日々。
生き延びることに精一杯で、久しぶりでここにきてみたら、なんと前回の投稿から12日も過ぎていました。あららのら。

どこにも行かず、家の近辺で暮らしているので、それほどの話題もありません。
海にも、山にも、花火にも、人混みの中にも、行きません。

では、桜子婆さんがどんな夏を過ごしているのか、ちょいとご紹介することにいたします。


【ひたすら本を読む日々】

夏場はひたすら本を読んでいます。
というか、それ以外に長く時間を費やせるものがないというのが、正直なところ。
雨戸を閉めて、世間と遮断された生活。
元々、本が好きだから、いいけれど。
本がなかったら、どうやって、この時間を過ごせばいいのか、戸惑ってしまうに違いない。

ここ1週間で読んで面白かった本は、この2冊。

おすすめ本2冊

『野犬の仔犬 チトー」伊藤比呂美著

詩人の伊藤比呂美さんが、野犬の仔犬をもらい受けたところから話は始まります。
すでに、ジャーマンシェパードと猫が2匹いる環境。
伊藤さんは1人暮らしで今年69歳。
熊本に拠点を構えてはいるけれど、東京だのドイツだのアメリカだのと飛び回っている方。
綱渡りのような生活。
なんと無謀な!
そんなてんやわんやの生活を優しい(?)目線で、ブログのように綴っておられる。
言葉が、とてもいいです。

もう1冊は、

「働かないって、ワクワクしない?」
アーニー・J・ゼリンスキー著

働くことの意味を考えさせてくれます。
いったい、いつから、こんなふうになったの?
今まで考えたこともなかったけれど、振り返ってみれば、いろいろと疑問が浮かんでくる。

若い人向けの本のようだけど、わたしは老域にあるので、少し変換させながら読み進めました。今後どのように年を重ねていけばいいのか、などなど。

一度ならず二度読んでみると、奥の深さに気づきます。

そう!哲学です。

そのほか、手当たり次第に乱読しておりますが、記憶に残る"当たり本"は、5冊に1冊あるかないかってとこです。

ま、そんなもんかな(笑)

【屋根を乗せないと完成しないレゴ】

未完のレゴ

最後の屋根組みで、工事が止まっているレゴ。
左側の屋根が未完で、9割はできているのです。
まるで、頂上の手前で昼寝をしているウサギさん状態。

だって、屋根は、けっこうめんどくさくて厄介で、その割に感動はない。
今までも、なんだかうまく組めなくて、やり直しってことが何度もありました。
作っているのは「中世の街並み」というもの。

これができたら、以前に作っていた中世シリーズと合わせて、大体的に街を作る予定なのだけど、とにかく屋根を上げないことには、進まない(笑)

現代の街並みもいいけど、古い街並みは、雰囲気があって、なかなかです。

【ピアノと芭蕉さん】

そして、毎日の日課になっているのが、まずはピアノ。

とにかく、10分でもいいから、弾くんだ!

それほど難しくないのに、弾けない(´・ω・`)

ピアノは毎日弾かないと、すぐに後戻りしてしまう。
それでなくても覚えが悪いのです。
昨日うまく弾けても、今日は忘れている(笑)
それでも続けていると、手が覚えてくれる。頭より手の方が頼りになる。
とりあえず、頑張るっちゃ。

そして、もう一つの日課となっているのが、これ。

芭蕉とともに

「奥の細道」の句を声に出して読み、書いて、味わおうというもの。

25句を暗記しよう。そんなの簡単なはず。ところが、たったの5・7・5が覚えられない。

その時は誦じられても、翌日には、きれいさっぱり忘却の彼方。
「奥の細道」どころか「忘却の確認」をしています。

それでも、名前しか知らなかった芭蕉の人生に少しだけ触れることができてよかった。

心を込めての文字の練習なんて、何年ぶり!?
それなりの緊張感が懐かしい。
友人たちにも芭蕉ペン習字は伝染して、小さなブームとなっています。

早く、涼しくなあ〜れ。


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