読めない本でも最後まで読んでみる
おはようございます、神島竜です。
今日は読めない本に出会った時にどうするか? について話してみましょう。
色々なことに興味を持って、本を読んでいくと時々読めない本に出会います。
人は全知ではありません。いろんなことの巡り合わせでたまたまその本を読むための知識、概念がないなんてことは珍しいことではありません。
読めない本があるのは当たり前、その上でどうするべきか。
僕なら最後まで読み進めます。
それはわからない本でも得られることが2つあるからです。
それは「その本の全体像」と「わからないという概念」の2つです。
まず、「その本の全体像」について話します。
人間は、わからなくてもわからないなりに多少は頭に入るものです。とりあえずぱっと読み通すことで。後で、あの本に書いてあるあの部分が今読めばわかるかもしれない、という時にすぐ手にとって読めるようになる。目を通すだけでも、いざって時に使えるんです。
次に、「わからないという概念」に移りましょう。
以前、「考える」とはなにか、について記事を書きました。意外と「考える」という言葉の意味について自分は理解していなかったのではないか、と不安に思ったかたもいたんじゃないでしょうか?
あるいは、私にとっての「考える」はそういうことではないと考える方も。
人によって言葉の捉え方は違います。僕の言っていることが正解というわけではありません。大事なのは身の回りでよく使われている言葉を概念として説明できるくらいに理解できたほうが便利だよ、ということです。
それは、本を読んだ時に感じた「わからない」に向き合うことでも同じです。
これから、何百、何千と、キミは何度も「わからない」に出会えることでしょう。
しかし、もし、今、この瞬間からなにが「わからないのか」を意識して読むようになれば、それが10分の1に減るかもしれません。
人がぶつかる壁というのはでかいものもあるし、小さいものもあります。けれども、それが世界に一つだけの壁だったり、一生に一度しか起きないものである例は少ないんです。
もしかしたら、キミが何気なく通り過ぎた小さな石ころが目の前の壁を小さくしたものかもしれない、ということはよくあるんですよ。
だからこそ、「わからない」をちょっと考えてみる。できるだけ言葉で説明できるかをやってみるんです。
この人の言葉がわからないのは、主語を読み落としているから、誰によってこの事態が起きたかわからないからだ。
あるいは、僕の知らない単語があるからだ。
この人の、あるいはこの時代特有の文章に慣れていないからだ。
これを意識して繰り返していけば、「わからない」という体験が、経験に変えやすくなる。ただ失敗したで終わらなくなるんです。
なので、難しい本に出会ったら、最後まで読んでみましょう。
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