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未経験からエンジニアになるにはプログラミングスクールは必要か?

こんにちは。カミヤです。

未経験からエンジニアになろうとしたら、スクールに通った方が良いのかなと思っている人は多いでしょう。


今回はプログラミングスクールに通ってエンジニア転職をした私が、スクールに通う必要性の有無について解説します。

結論から言ってしまうと、コスパを考えてスクールを利用するべきです。


スクールで学べるのはプログラミングの基礎だけ

プログラミングスクールで学べるのは、基礎の基礎です。

転職時は、プログラミングをかじったことのある新卒と大差ありません。


私がスクールで学び、実際の職場で役に立ったと思ったことは3つです。

・インスタンス(空の入れ物)の概念が理解できていた
・他の言語を理解しやすくなった
・業務で使うツールの飲み込みが速くなった


スクールではプログラミングの考え方の基礎を理解することができました。

転職して業務についたときに、右も左も全くわからない状態にはならなかったので、良いスタートを切ることができたと思います。


スクールに通って良かったと思う点としては、プログラミングの考え方や仕組みを理解できた点が一番大きいです。


スクールで学ぶことの問題点

プログラミングをスクールで学んで転職しようとしている人は多いでしょう。

しかし、スクールでプログラミングを学ぶことにも問題点がいくつかあります。


1. スクールで学んだ言語を使った業務につけるわけではない
2. スクールに通うにはそれなりのコストがかかる


私が通っていたプログラミングスクールは、「テックキャンプ」です。

テックキャンプでは、Rubyという言語を学びます。

しかし、私が転職をした後に使っている言語はVB.netです。

全く違う言語ですね。転職をしたときに必ずしもスクールで学んだ言語が使えるわけではありません。

テックキャンプではHTML・CSS・Javascriptも学びますが、学んだ言語をそのまま仕事につかえている人は少ないでしょう。


一番問題点としては、スクールに通うにはそれなりの時間とお金がかかります。

私はテックキャンプの短期集中転職に申し込みをしました。

テックキャンプに申し込むと同時にMacbookも必要だったので、総額で80万円ほどの出費がありました。


また短期集中転職のコースで学ぶために、仕事を辞めて実家(栃木)に戻りました。

前職の寮からの引っ越し費用・転職後の引っ越し(埼玉)や新しい住居などを考えると、100万円くらいの費用はかかっていると思います。


スクールでプログラミングを学ぶということは、時間とお金がかなりかかるということです。

貯金がない状態ではプログラミングスクールに通うことすら難しい状態になります。

資金面で想像以上の余裕をもってプログラミングスクールに通うことをおすすめします。


資金で余裕のない人がエンジニアになりたい場合

結局お金がないとエンジニアになることもできないのか!とあきらめる必要はありません。

プログラミングスクールの中には、資金面に余裕がなくても大丈夫なスクールもあります。


資金面に問題がある場合、2つの方法があります。

・専門実践教育訓練給付金の制度を利用する
・完全後払いのISAsを利用する


専門実践教育訓練給付金を利用するには、2年以上雇用保険に加入することが前提となります。

この専門実践教育訓練給付金の制度を利用できるのは、

DMM CAMP
キカガク

などです。通常70万円ほどするスクールが半額の35万円程度で受講できます。


またISAsと言って、完全に後払いの制度もあります。

QUELCODE

こちらは就職が成功した後に、数年間かけて授業料を払う形式です。

受講している間は一切お金がかかりません。

しかし、受講するには選考などもあるため本当にやる気がある場合に申し込むべきでしょう。


スクールはあくまでスタートラインでしかない

プログラミングスクールはあくまでもエンジニアとしてスタートラインでしかありません。

エンジニアになったら、

・すぐに収入が増える
・労働環境が劇的に良くなる
・働き方を自由に選べる

などと夢見がちになるかもしれませんが、すべて願い通りになることはありません。

IT企業としては新卒に毛が生えた程度の人材が入社しても、即戦力になるわけではないと思っています。

場合によっては、転職前よりも一時労働環境が悪くなる場合もあるでしょう。(私は収入が減りました。)


しかし、エンジニアという需要が大きい職種でスキルを身につけることは、将来どこでも働けて・高収入になると私は考えています。

長期的な目線でエンジニアとしての道を考えていただければと思います。


これから未経験からエンジニアになる方の参考になれば幸いです。


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