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カテキン

2年くらい前にstand fmで喫茶陽時計の笑美さんとカテキンについて話したことがあります。

お茶に抗ウィルス作用があると一時期ニュースに(研究結果も)なりましたが、コ◯ナに効果あり!みたいな話だったのでデマだとか言う方もいたり半信半疑だったりで、なんとな〜くうやむやになった感があったのでした。

特定のウィルスに効果があるかないかは私もわかりませんのでその辺は言及しません。
が、カテキンで云われている効果について書いてみたいと思います。
※こんな記事を見かけたので、またふとカテキンについて私も知りたいと思ったところです。

いろんな大学の研究結果などもネットで検索してみたらあるので、抗ウィルスなどで気になる方はそちらを見てみてください。

とは言え、私も知識なんてなくて、自分の復習のため調べたことを(と言ってもネットでの情報です)まとめたいと思っての記事です。

緑茶には
・エピカテキン
・エピカテキンガレート
・エピガロカテキン
・エピガロカテキンガレート
と、4種類のカテキンが含まれているそうです。
今回はエピガロカテキン、エピガロカテキンガレートについて。


カテキンとは

カテキンはポリフェノールの一種で、緑茶の苦渋みの主成分です。
カテキンは非常に酸化しやすいですが、緑茶は収穫後すぐに製造するのでほとんど酸化しません。
茶葉に含まれるカテキンの含有量は約15パーセントといわれています。
日照量が多いほどカテキンの合成が進むので春に摘む芽より、夏の芽の方が含有量は多くなります。

しかし葉が成熟するにつれ(芽ではなくなり、硬い葉になると)カテキン含有量は少なくなります。

中国種よりアッサム種(つまり煎茶品種より紅茶品種)の方が含有量が高くなります。
※よって紅茶品種で作る煎茶は苦渋みが多くなります

エピガロカテキン

エピガロカテキンは、低い温度で淹れたお茶で抽出されます。
呼吸器や消化器にある粘膜免疫系の働きをよくするといわれています。

マクロファージを活性化させ、免疫力を高めるそうです。

マクロファージは、体内に入ってきた異物や細菌を取り込んで消化するだけでなく、この情報を記憶することで、次に入ってきたときにすぐさま対応できるようになります。これが免疫力アップにつながります。

https://kyo-chikiriya.com/blog/tea_about/mizudashi/

が、エピガロカテキンガレートがこのエピガロカテキンの働きを弱めます。
エピガロカテキンガレートは低い温度では出にくくなるため、低い温度で抽出するとエピガロカテキンの含有量が高くなります。

湯の温度が60度からエピガロカテキンガレートが多く抽出されるようになるようです。
ですので、おすすめは水出しです。

低い温度で緑茶を淹れるとカフェインの抽出も抑えられるので苦渋みは少なくなり、甘み旨みを感じます。

そして、ビタミンC。水に溶けやすい性質があるのと、熱に弱い性質があります。
カテキンがビタミンCを安定的に保ってくれ比較的緑茶のビタミンCは壊れにくいようですが、水出しの方がより安定して抽出できそうですね。

エピガロカテキンガレート

抗アレルギー作用や抗酸化作用、抗菌、抗ウィルス作用があるといわれています。

こちらはお湯で淹れることで抽出されます。
(ただ高い湯温になればなるほど苦渋みも増します)

抗ウィルスでの話だと、ウィルスの突起が細胞にくっつき感染を引き起こしますが、エピガロカテキンガレートが突起に付着することで感染力を低減するそうです。

飲むのはもちろん、うがいに使ってもいいですね。
うがいなら苦くても渋くても大丈夫なので、高い湯温で淹れて、うがいに使うのもアリです。

アレルギーについては、ヒスタミンがヒスタミン受容体と結合することにより引き起こされますが、エピガロカテキンガレートがヒスタミン分泌を抑制=アレルギーが抑制される、といわれています。

べにふうきという紅茶用の品種で作った煎茶が花粉症に効く、といわれていますが、紅茶用品種の煎茶はカテキン含有量が高いといわれているので納得です。
※ただ、苦渋みは多くなります。

他、脳梗塞、がん予防にもいいともいわれています。

紅茶はどうなのか

以前緑茶の抗ウィルスのニュースを見た際、紅茶の方が抗ウィルス作用が強いというものを見かけました。

エピガロカテキンガレートなどのカテキンは緑茶に多く含まれ、紅茶ではかなり少なくなります。

発酵と言いますが、実際酸化させて作る紅茶は、酸化の過程でカテキンがテアフラビンという物質に変わるそうです。

テアフラビンは非常に強い抗ウィルス力を持っているそうです。

抗ウィルスのみで言うと、紅茶の方が効果が高いようです。


と、自分の記録用に記しました。

だからお茶を飲もう!というわけではありません。
あくまでそういわれている、というまとめで、私はお茶は嗜好品と思う気持ちが強いので、飲んで美味しいが1番大事なことと思います。

昔々は元々薬といわれていたチャ。

コーヒーでも野菜でもそれぞれ効能があったり、こういう効果がある、と言われていますが、お茶もそういうことだと思っています。

+αで知っとくとおもしろいなと思う知識でした。

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