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痩せたい人が知っておくべきダイエットに関する3つ新事実

この1,2年、新型コロナウイルスの影響もあり、ますます身体を動かす機会が減り、ウエスト周りのお贅肉が増えたなと自覚している方も多いのではないでしょうか?

私の元にも、そのような悩みを抱える方が相談しにやってきます。
(ほとんどはオンラインというこれまた身体を動かすことのない方法でw)

さあ自分の問題点に気が付いたら即行動!

ダイエットの開始です。

ということでここでは、まさに痩せたいと望む人が知っておくべき新事実を3つ紹介していきます。

引用している図書は[食べるが変わる食べるを変える/ビー・ウィルソン著]です。

さらに深掘りしたい方は一読をオススメいたします。

知っておくべき新事実①|タンパク質影響仮説

私たちを含め、動物は総摂取カロリーに占めるタンパク質の割合が低くなると、炭水化物をより求めるようになることが動物実験からも示されています。

また研究によると、私たちのタンパク質の摂取量は、昔より約2.5ポイント下がったことも示されています。
(2005年,デイビッド・ローベンハイマー)

つまり私たちが太る原因として、カロリーは過剰なのにタンパク質には飢えた状態だとも解釈することができるわけですね。

したがって魚、豆類、緑色野菜の摂取量を意識的に増やしていくのがオススメです。

お肉や乳製品などの動物性タンパク質は、心臓血管疾患との関連が示唆されていたり、加工肉にいたっては発がん性があることが証明されていますので、控えめにする方が賢明でしょう。

知っておくべき新事実②|渇きは空腹ではない

これには人類の歴史上最大のミスマッチが関連しています。

液体からの過剰カロリー摂取です。

私たちの祖先の時代では、喉が渇けば水の一択でした。

なので、現代にはありふれた高カロリー飲料を摂取しても、私たちの脳はそのカロリー分を満腹感として計上する仕組みを持ちません。

これは様々な調査によって確かめられている事実です。

その結果は一目瞭然。

ソフトドリンク・炭酸飲料・お酒と一緒に食事をすれば、十分以上のカロリーを摂り過ぎることに。

でも解決策はいたってシンプルですね。

喉が渇いたらとりあえず水!
(もしくはお茶)

知っておくべき新事実③|体重スティグマ

スティグマとは『烙印』の意。

つまり体重スティグマとは、太った人が社会からもたらされる恥の意識や差別意識のことを指します。

四二〇〇人の女性を対象に行った調査では、約80%の人がこの体重スティグマを、食べることによって解消していると回答したそうです。

またこういった体重や体型により、精神的なストレスが慢性化すると、コルチゾールの影響で満腹感と空腹感の制御システムが混乱することも認められています。

いずれにしても、社会が太った人に対して押す烙印は、負のスパイラルを加速させ、最終的には当人を健康的な振る舞いから遠ざける大きな要因になってしまうのでしょう。

まとめ&ラストメッセージ

私たちが生活している現代の環境は、祖先たちが生活していた環境とは別世界と言えます。

しかし残念なことに、そんな先進的な生活を送れるようになっても、私たちの体の設計図は、祖先たちが暮らしていた環境に適応するように描かれたまま。

あなたも、過酷な身体活動と、常に飢えと隣り合わせの生活様式を予期してこの世に誕生したわけです。

もしダイエットを長期的に成功させたければ、この進化と文化ミスマッチに目を向ける必要があります。

消費カロリーと摂取カロリーの差し引きにだけを目を向けていては、体重の問題の根本的な解決は難しいかもしれません。

単純さは重要ですが、単純さを疑う視点もまた重要だと心得ておきましょう!


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