見出し画像

蓮(華・葉・実)

梅雨が明けるころの湿地では、蓮の花が見頃を迎えます。
水面から浮き上がる葉、そこからまた一段高い位置に咲く花と花托(花が散ったあとに残る、実が入った部分)。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」ということわざがありますが、まさに、下が沼地だとは思えないぐらい、清らかさで、神秘的です。

レンコン(穴が開いていて縁起物でもあり、茹でても煮ても焼いても揚げても美味しい冬野菜)は、蓮の地下茎です。
春にはその地下茎から葉や茎を伸ばし、水面から浮いた位置で、まるで造り物のような、神秘的な大輪の花を咲かせます。

ちなみに、蓮の葉の表面には、雨粒や朝露がきれいな水玉になって転がり落ちるほどの撥水効果があります。
この性質は、ロータス効果と呼ばれ、しゃもじやヨーグルトのフタ、雨具、建材などに活用されています。

ちなみに、モネの絵画でも有名な「睡蓮」は、名前も形も似ていますが、「蓮」とは全く別の植物です。
睡蓮の葉も花も、ほぼ水面に浮かんでいて、葉には切れ込みがあります。

よく河童やカエルが傘代わりにさしているイラストがありますが、切れ込みがあれば、睡蓮の葉です。

使用例:





参考にさせていただきました:

https://www.akb.jp/c/free_9_128/hasu_kanri#:~:text=ハスは春に浮葉,の生長が止まります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?