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ロッコールに恋して

はじめに言っておくがもう手元にない。
すべてだ。
我ながら救いようがないと反省している。

「ロッコールに恋して」というタイトルはすごく刺さるワードだと思う。
いやほんとうに恋してたのかもしれない。
覚めてしまったのが悔やまれる。

私の所有したMinolta機を羅列しておく
 SR-1
 SR-7
 SRT-101
 α-7000
 α-7
意外に少ないだろう。
僕も同意見だ。
いや本当にこれだけか?思い出せない。

SR-1はミノルタSRマウントの一眼レフ
SRシリーズの初代と思われがちだけれど、
初代はSR-2である。初代のSR-1は2代目。
初代のSR-1と言ったのは、SR-1が世代別にいくつもあるのだ。

参考までにここに羅列しておく
 ・1959年型 SR-1 (最初期)
 ・1960年型 SR-1 (2代目)
 ・1961年型 SR-1 (3代目)
 ・1963年型 SR-1 (4代目)
 ・1965年型 New SR-1
 ・1967年型 SR-1s
手元にあるのが一体どの世代なのか、
気にし始めると危険だ。
他のものが気になり探して買ってしまう。
何もわからない人から見たら滑稽だ。
ただ同じカメラを集めているようにしか見えない。

SR-7は1962年発売のフラッグシップ。外光式露出計を装備しているものの
セレンがお逝きになっていることが多く。購入した機体もそうだった。

余談でSR-2は希少でプレミア価格。
早田カメラ店さんの記事を参照ください。
いずれもSR-2のブラックペイントなっていうと絶滅危惧種かのような扱いで伝説となっています。
ちなみにSR-1もSR-7もブラックペイントは高い。

前置きが長くなりましたが、一番嵌った組み合わせは
SRT-101 と WロッコールQE35mmF4
である。

画像1

SRT-101は
ユージン・スミスが写真集「水俣」などで使い、多くの傑作写真を残したことが有名ですね。
2020年にはジョニー・デップ主演、水俣病描く実話映画『Minamata』が公開となります。きっと劇中でも出てくることでしょう。
ちょっと欲しくなったでしょう?それが普通ですよ。僕も欲しいもの。

ブラックペイントも数が多く、露出計も問題なく動きました。
取り手は針の動きに合わせて構図を考えれば良い。
ものすごく使いやすいカメラ。名機でした。

画像2

一方WロッコールQE35mmF4について
一眼レフ用のレンズで35mmでf4というレンズを他に知りません。

とあるどこかで大口径レンズと相反して小口径レンズと表現する組合があったような無かったような。ライカのエルマーとかね。
ちょっと欲しくなったでしょ。僕もです。

無理をしていないからf4でも安定した描写をしていた記憶があります。
プリセット絞りなんだけど、あまり絞った記憶がないので、
ほぼ開放で撮っていたのかもしれません。

それにしてもよく写るなあと。

画像3

色のノリも自然
線も細くとても上品に写る。そんな印象です。

画像4

さて。いまどこで誰が使っているのか。
里子に出したような気分になっております。

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こちらは旧ブログからの転記です。
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"Minamata"の日本上映してくれるといいな


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