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61日め  〜「純情きらり」軍歌をつくる

朝ドラ『エール」が休みで再放送になって61日め(日曜は放送されてないので省いています)。今週の副音声は、川俣銀行・支店長・落合(相島一之)。

相島一之さんはコロナ禍上演された三谷幸喜さんの新作『大地』では気難しい演出家兼俳優役をかっこよく演じていました。今、再放送中の「純情きらり」にも出演しています。東京編の中心になっているマロニエ荘という芸術家たちの集まるアパートの住人で花岡八州治という、花森安治みたいな名前の画家でお調子者の役です。お調子者も気難し屋も自由自在に演じていらっしゃいます。

「エール」の落合の出番は少ないけれど「純情きらり」の花岡は後半までけっこう出番はある。

「エール」と「純情きらり」といえば、音楽、戦争、八丁味噌と共通点があるという記事をこの間、リアルサウンドで書きました。正確にいえば、「純情きらり」に出ている西島秀俊さんのことがメインの記事なのですが。


これが、再放送作品にしては読まれたそうで、やっぱり西島秀俊さんの力は大きい。戦争時のエピソードになると、西島さん演じる太宰治がモデルらしい杉冬吾の動向が見どころになってきます。かなり凄いんだよなあ。再放送とはいえ見てない人のためにネタバレになることは書かないですが。

さて、「純情きらり」9月7日(月)放送の50回、51回(9週)は、桜子(宮崎あおい)が戦争を身近に感じ始めます。これから「エール」で書かれそうなところの予習のようであります。

かね(戸田恵子)が国家総動員法が施行された心配をし、音楽の先生の西園寺(長谷川初範)が軍歌を作るように頼まれて悩み、兄の出征を悲しんだ薫子(松本まりか)が大陸に取材旅行に行こうとしています。冬吾はそれを拒み、花岡は行くことを決意します。大陸の取材旅行は、「花子とアン」で宇田川先生(山田真歩)が勇んででかけていきましたね。

軍歌の話は「エール」でも描かれることでしょう。

桜子たち、若い生徒たちのために「僕は軍歌を書きますよ」と決意する西園寺先生。

さて、朝ドラの戦時中の描写でよくあるのが子供たちの描写。「カーネーション」「花子とアン」「べっぴんさん」「まんぷく」などで安達もじりさん演出による私が勝手に「子供の情景」と呼んでいる、子供が遊んでいたりする画が時代を写すようで好きなんですが、「純情きらり」でも子供が遊んでいる風景が描かれていました。子供の情景も朝ドラの伝統なのかもしれません。子供が外で遊ぶ姿はある時代までは誰もが共感できたことでしょう。

9週の演出は福井充広さん。最近では「ディア・ペイシェント」の演出を担当されていました。「おんな城主 直虎」も。「てるてる家族」も。

「純情きらり」は「半分、青い。」の田中健二さんが多く撮っていて、ロケで宮崎あおいを走らすシーンなどがすごく良いんですよ。

話があっちこっち飛んでしまっておりますが、仕事で書いてるわけじゃないからいいよね。私の勝手な記録なので(開き直り)。



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