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「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 塚本亮

目標(この本から何を学びたいか)

 今やった方がいいことでも、時間に余裕があると後回しにしてしまう。例えば大学の課題を後回しにして、期限ギリギリになって焦ってからやるとか。自分がやりたいこと以外のやらなければいけないことを、危機感で動かされるのではなく、思い立った時にすぐやれるような人間になりたい。


学び

「すぐやる人は明日を疑い、やれない人は明日を信じる。」

 結論、「すぐやる人」は「すぐやること」でモチベーションを高めることに成功させている。
 本や参考書を買った時、「よし、頑張ろう!」とやる気になった時は誰にでもあると思う。しかし、「明日読もう!」「明日から頑張ろう!」となって、気づいたら読んでいなかった、なんてこともあるのではないか。その理由は、モチベーションが最大の瞬間を逃しているからである。


「やりたいと思った瞬間がモチベーションの最大」

 本を買ってすぐの、あのワクワク感。資格取得をするために参考書を買った時の、頑張ろうという気持ち。あれこそがモチベーションが最大の瞬間なのである。その後は、モチベーションが下がっていく一方なので、極論、買って1秒後にはやることが理想である。「すぐやる人」はこのことを実践することで、モチベーションを高めることに成功させているのだ。


「作業興奮」と「ツァイガルニック効果」

 「すぐやること」が、モチベーションを高める理由は他にもある。それは、「作業興奮」「ツァイガルニック効果」だ。

 「作業興奮」とは、「作業を始めてみると、だんだん気分が盛り上がってっきてやる気になること」を、クレペリン検査で有名な精神科医のクレペリンが名付けた現象である。現在の脳科学ではメカニズムが判明しているおり、やる気が出るまでに要する作業時間はたったの5分である。
→『output大全』の「67 始める」より引用

 「ツァイガルニック効果」とは、「人間が達成できなかった物事や、中断、停滞している物事に対して、より強い印象を持つ」という心理学的な現象のことである。テレビドラマを見ているとき、いつも続きが気になるシーンで終わる。あれも同じ効果である。モチベーションの鮮度が高いうちに、ちょっとだけでもやっておくだけで、次の行動へのモチベーションにも繋がってくるのだ。


まとめると、

モチベーションとは先に来るものではなく、やった後に来るものである。

ということだ。つまり、モチベーションがでないからやれないと言っている人は、ただの言い訳である。やらないとモチベーションが出てこないものを、やってもないのに、どうたらこうたら言っている人は、一生そのままでいてもらおう。


to do

①「やりたい!」「やろう!」「やろうかな?」と思ったら「すぐやる」。

②どうしてもその時に時間がなければ、ちょっとだけやる。




以上

#すぐやる人とやれない人の習慣 #output #output大全 #読書 #読了


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