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上久保ゼミの「クリティカルアナリティクス」:Chat GPTを用い、いかにして能力拡張をこなすか。

上久保ゼミの「クリティカルアナリティクス」。

お題は「Chat GPTを用い、いかにして能力拡張をこなすか。」(4月20日)ゼミ生が、実際にChat GPTを使って、議論しました。

学生の議論に対する、私のコメントは以下の通り(学生のnoteより)。
( )内は私の加筆による補足です。

『個人的に、もしchatGPTが作成したレポートやエントリーシートが自分のところに提出されたら評価は与えないと思う(実際に学生が作らせてみたエントリーシートをみて、表面的な当たり前のことしか書かれていない、個性がまったく出ていないのが一瞬でわかったから)。

必要な項目を上手く入力し使いこなせたらchatGPTは強力な道具となるだろう。一番危惧しているのは、いま日本の大学がchatGPTに対してものすごくネガティブに対応することによって、世間一般の認識そのものがネガティブになることではないかと思う(結局、学生の不正をどう防ぐかばかり悩んでいるということ)。そもそもchatGPTで事足りるような知識を問う課題しか出してない今の大学が悪い。

たとえばイギリスでは単純に知識を問うだけのような質問はしない(だから、同じchat GPTを議論していても、日本と外国ではまったく次元の違う議論をしている危惧がある)。

大学が禁止するのは、「chatが作成した文章をさも自分がつくったものであるかのようにすること」、すなわちプロダクツに対してである。逆を言えば、chatにアクセスし情報を取り出すことでプロダクツの質が上がるのであれば問題はない。

プロダクツには気をつけなさい。小中高で大事なのは答えを出すことだが、大学においては答えを探すことにこそ意味があるから。君たちには、次元をあげてchatを使って欲しい。

Chatを利用するという行動そのものを規制しようというような対応をもし大学がとるのであれば、それは我々(教員、学生)を信用していないということであり、侮辱である(要するに、学生はズルをするもの、学生も教員も使いこなせないという決めつけがあるなら、それに反発すべきだ。我々は大学人として、高い志と誇りを持って、chat GOTと真正面から向き合い、取り組むべきだと話しました)。』


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