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地方戸建て投資が今、「熱い」!その訳とは!?

戸建ての賃貸需要と供給のアンマッチ

不動産投資の中では小規模な投資が可能となる戸建て投資について、興味深いデータがあります。

国土交通省のデータによると、望ましいと思われている住宅形態のアンケートでなんと70.2%が「一戸建て」と回答しているのに対し、賃貸住宅の供給のうち、一戸建ては2.5%しか建築されていないのです。

戸建て需給

 ※上記はワンズハウス社資料

つまり、戸建て需要に対して、賃貸戸建ての供給は不足している事が考えられます。

コロナ禍で地方戸建て需要がさらに増加!

上記は平成25~28年度のデータで既に数字として表れていましたが、令和2年に、新型コロナウィルスが直撃。ソーシャルディスタンスやテレワークの影響で、地方回帰が急激に進んでいます。

需給コロナ後1

すむたす社(東京都目黒区)が行った調査によると、今後の引越し先として「郊外でも良い」と答えた人が48%にのぼりました。

戸建て需給コロナ禍

上記は、LIFULL HOME'S社のコロナ禍での住みたい街(駅)ランキング(2020年9月)。神奈川県の本厚木駅や埼玉県の大宮駅、千葉県の千葉駅等、地方中核都市がランクを上げた一方、三軒茶屋、荻久保、吉祥寺等、これまで人気だった都内の駅がランクを下げている事が分かります。

また、テレワークをする上でも、アパートでは仕事スペースが不足する為、戸建ての様な部屋数が多い物件の賃貸需要がさらに増加。上記の地方中核都市周辺エリアでは、賃貸用戸建ては即入居状態という声も。賃貸用戸建て物件が不足しているエリアも出てきました。

空き家問題は「空室」ではない?

ここで気になるのは、全国で広がっている「空き家」問題。これからドンドン空き家になるのに、戸建てを買っても本当に大丈夫?と思う方も多いと思います。

しかしこの点は、多くの方が誤って理解しており、この点が戸建て投資をさらに熱いものに変えているといっても過言ではありません。

「空き家」の認識と実態の差異

上記資料を見てわかる様に、戸建ての空き家の内訳をみると、空き家の多くは、「その他の住宅」、つまり、貸しにも出さず、売りも出さない、放置された空き家である事が分かります。

その空き家をリフォームし、貸し家に転用した場合は空き家率はグンと下がっており、上記までで説明した通り、

 ・元々あった賃貸用戸建ての高い需要

 ・賃貸用戸建ての供給不足

 ・コロナ禍での戸建て需要の上昇

 ・コロナ禍での地方回帰

等が相まって、地方中核都市を起点にした戸建て賃貸は、非常に投資として狙い目。

にも関わらず、「空き家問題」への誤った認識のおかげで、参入者がブレーキを踏んでいるため、投資市場としてとても優良な市場が形成されているのです。

空き家の今後

空き家については、今後も増え続けるというデータが出ています。今後空き家物件が不足するという事もなく、賃貸需要過多の状態も続くと予想される為、地方都市周辺の戸建て投資は長期に渡って狙い目の投資市場と言えそうです。

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