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共感の嵐!!過眠症患者に共通する特徴

過眠症(特発性過眠症、ナルコレプシー、クライネ・レビン症候群)は現在、睡眠不足の誤診の患者さんが非常に多いため、睡眠不足と睡眠不足以外とで主に2つのグループに分けてご説明をいたします。

ここの記事では睡眠不足以外の症例についてご説明します。


ここのページに記載してあることは、個人的な体験に基づく見解なのですが、多くの患者さんに共感いただいているものです。

私の経験上、過眠症は絵、デザイン、ハンドメイドが得意な人、毒親持ちで家庭環境に問題のある発達障害の傾向がある人が受験、就職、家庭環境の変化などで睡眠時間が十分に取れないもしくは睡眠リズムが極端に崩れた時期を半年以上〜数年位経験し、その後の半年から2年以内に発症しているのが典型的です。

その中でも発達障害の傾向がある適正睡眠時間が平均よりもやや長い患者が周囲の人と同じ睡眠時間に生活を合わせて発症している『ロングスリーパーの相対的睡眠不足』と思われるケースが多いです。


・発達障害とそのグレーゾーン
・ロングスリーパー、もしくはロングスリーパーには満たないが、睡眠時間が普通の人より長い家系的遺伝要因
・絵とデザインとハンドメイドが得意、3Dや立体図を把握する技能に長けている、視覚的な才能に恵まれた家系的遺伝要因
・エーラス・ダンロス症候群とHSD(柔軟性で高得点、体が柔らかい、関節の可動域が広い、若年時にコルセットを着用し、接骨院と整形外科に通っている)
・お腹の調子が悪い、便秘、下痢、過敏性腸症候群など
・アレルギーと免疫疾患(特に喘息とアトピー)
・慢性疲労症候群(ME・CFS)、コロナ後遺症に似ている症状
・異常な家庭環境、毒親持ち、虐待経験
・2年以内(多くは半年から1年前、7〜9ヶ月前が一番多い)に受験、就職などの生活変化、極度のストレス、重度睡眠不足、極端に睡眠リズムが乱れる生活、感染症ワクチンのいずれかのエピソードがあり、そのことをすっかり忘れた頃、時間差をおいて過眠症状を発症。

などに多くの関連があると感じております。

しかし、それら全てに完全に当てはまる患者さんよりも、複数思い当たる節のある「全てのグレーゾーン」患者さんが多い印象です。

例えば、
・発達障害の傾向は確かにあるけれども、完全に発達障害ではない。検査をすると診断基準未満になる。発達障害のグレーゾーンである。

・親族や自分自身にロングスリーパー傾向があり、睡眠時間が長いとは思う。けれども毎日必要な睡眠時間は8時間半か9時間半であり10時間以上ではないのでロングスリーパーの基準には満たない。ロングスリーパーのグレーゾーンである。

・絵とデザインとハンドメイドは一般と比べるとかなり上手だけれども、趣味程度であり、プロと比べると上手とはいえない。親族や自分自身は美大に進学しようと思ったことはあるが、思っただけで実際には進学はしていない。建築の図面を描く仕事をしていたり、ファッションやヘアメイクの勉強をしていて、3Dの立体図を捉える技能に優れているとは思うが、絵はむしろ下手なほうである。

・関節や皮膚は体の一部のみ柔らかかったり、骨も一部のみに変形があったりするが、全身の症状ではない。体が硬いところもあるので、エーラス・ダンロス症候群の基準には満たない。体の関節が一般と比べると明らかに柔らかく、エーラス・ダンロス症候群の自律神経関連の併発症状が多く合致するけれども、世の中すべての医療関係者がエーラス・ダンロス症候群であることを全会一致で納得するような/テレビで取り上げられるようなエーラス・ダンロス症候群の症状はない。
腰や関節が痛くて、若年時にコルセットやサポーターをし、整形外科と接骨院とマッサージに通っている、ストレートネックや軽度側湾症やO脚などの体の一部の骨の変形の症状はあるけれども、その原因は先天的な病気によるものではなく、自分自身が姿勢を正しくしていなかったなどの後天的な自己責任によるものであると接骨院の先生から非難されていたので、本人も今まで自分自身にそうなのだと思い込ませてきた。

・お腹の調子は悪い方だとは思う。ただしそれは病的な問題ではなく、学校や仕事に行きたくないことで、精神的な問題でそうなっていると医師にも言われてきたので自分的にもそれをそうだと信じ込ませてきた。

・慢性炎症、痛み、アレルギー、多種多様な免疫の異常の症状があるけれども、そのことで特定の自己免疫疾患の診断が受けられるわけではなく、傾向があるのに診断基準未満になってしまう。

・慢性疲労があり、疲れやすいとは思うが、慢性疲労症候群(ME/CFS)の診断基準には満たない。微熱やマスト細胞活性化症候群のようなコロナ後遺症のような症状も経験するが、やはり診断基準には満たないので「気持ちの問題」と診断を受けている。

・かなり異常な家庭環境でかなり極端な毒親だとは思うが、警察が動くほどの虐待ではなかった。全ての件に関して「親にご飯食わせてもらってるんだろ」「親に高校の学費出してもらってるだろ」と周囲に言われ続け、今までもずっと親の問題ではなく子供側の問題と言われてきたので、自分自身にもそう思い込ませてきた。

・発症の半年から1年前は確かに睡眠不足だったと思う。普段なら毎日8時間睡眠が取れていたところ7時間くらいしか睡眠時間が取れなかった時期があった。発症前に無理なスケジュールで睡眠時間が確かに短い時はあると思ったが、その時は平気だったし、睡眠負債を抱えていると考えるには時間が経ち過ぎているし、医療関係者や睡眠専門医に「そんな昔の睡眠負債は影響しない」と言われている。そもそも、自分の周囲の他の人も自分と同じ睡眠時間だったので関係ないと思う。


実は、過眠症の診断に関しても「全てのグレーゾーン」患者さんが多いです。
例えば、当団体の患者様にはナルコレプシー1型のように完全にその病気と言い切れる患者さんがごく少数いらっしゃいますが、ロングスリーパーの相対的な睡眠不足のような、特発性過眠症のような、クライネ・レビン症候群のような、睡眠リズム障害のような、でも全部が違うような、どのカテゴリーにも完全には当てはまらない、検査ごとに結果が変わる、別の病院を受診するごとに診断名が変わるような過眠症状を訴えている症例が多い印象です。(ちなみにこのグループは発達障害のグレーゾーンの症状を呈することが多いです。)

ここのページに掲載されている症状と統計は当団体の独自研究に基づく独自見解ですが、特発性過眠症、ナルコレプシー、クライネ・レビン症候群、ロングスリーパーの診断を受けている、もしくは診断を受けられなかったグレーゾーンの方を含む、全ての過眠症状を呈する患者さんに共通する特徴であり、多くの患者さんに共感を頂いているものです。

当団体では下記の件に関して研究に貢献をすることで、過眠の症状の原因を究明をしようと活動をしています。

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■睡眠不足以外の症例。

過去に受験、就職、ストレスなどで睡眠時間が乱れている時期(週に3回くらい3〜4時間睡眠を取って、休日に18時間睡眠で取り戻す/昔8時間睡眠がとれていたのにこの時期は7時間くらいしか睡眠がとれなかった)を半年以上経験して、その時期のことを忘れた頃、半年後〜2年以内(通常1年以内、一番多いのは半年から一年以内、7ヶ月〜9ヶ月くらい)に過眠を発症している。
現在はしっかり睡眠が取れているけれども、その「過去の睡眠不足の後遺症」が治らないような症例。
通称:睡眠不足リバウンド型、睡眠不足の時間差後遺症のグループ。
(患者全体の約80%)

過眠の発症の半年後〜1年以内(直後から2年以内)に発熱、感染症、手術、ワクチン、事故、怪我、出産、炎症、痛み、抗生剤の長期投与で体調不良の時がある。

過眠の発症の半年後〜1年以内(直後から2年以内)に心理的に大きなストレスを受けていた時期がある。

発達障害の診断を受けているもしくは診断は受けていないけれど傾向がある。
(患者全体の約2/3)

発達障害の確定診断を受けている。
(患者全体の約1/3)

ADHDの確定診断を受けている。
(患者全体の約15〜25%)

美術と工作と絵とデザインとハンドメイドが得意である。本人は下手だと言っているけれども趣味で絵を描いていてプロではないけれど一般と比べるとかなり上手。親族が美大出身、プロのデザイナー、プロの画家など家系的遺伝的な視覚的な芸術の才能がある。
(1日8時間以上の睡眠時間が取れている患者の中の約1/3以上)

エーラス・ダンロス症候群の診断基準を満たす。もしくは基準は満たさないが、傾向がある。関節の可動域が広く、体が柔らかい。
(関節が外れる、知らない間にあざができる。腰や関節が痛くて若年時にコルセットを使用していて、整形外科と接骨院とマッサージの出費が激しい。爪が薄くて爪が伸ばせない。傷が治らなく、傷の跡が残りやすい。血管が透き通るような薄い肌。麻酔が効かないお酒に弱いなどのアルコール代謝の問題。中年以降は年齢より若く見える。自律神経失調症や原因不明の多種多様な体調不良がある。親族が免疫疾患と精神疾患の病歴オンパレード。絵とデザインとハンドメイドが得意で親族が美大出身など家系的遺伝的な視覚的な芸術の才能がある。このグループは発達障害の傾向がある患者さんが半数以上。)
(患者全体の約15%以上)

慢性疲労症候群/感染症後の後遺症の診断を受けている。
(1日8時間以上の睡眠時間が取れている患者の中の約10%)

慢性疲労症候群の診断基準に満たなくても、線維筋痛症などの類縁疾患と似ている症状があったり、原因不明の微熱、食物アレルギー、帯状発疹などの免疫異常など、その他の慢性疲労症候群の併発症状やコロナ後遺症やライム病慢性感染症に似ている症状がある。

自己免疫疾患と痛みと炎症に関係する疾患を患いやすい。

原因不明のめまいがあるが医療機関を受診しても原因がわからないため「精神的な問題」と否定されている。

虐待経験がある、極端な毒親持ち、家庭環境に問題がある。

双極性障害、うつ病、パニック障害、不安障害、統合失調症などの精神疾患の併発がある。

喘息持ち。

アトピー性皮膚炎持ち。

口内炎がよくできる。

よくわからないけど皮膚に多数の問題を抱えている。

HSP「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」。生まれつき非常に感受性が強く敏感な気質もった人」「いろいろなことが気になって落ち着かない」「視覚や聴覚などの感覚が敏感で、刺激を受けやすい」と診断を受けている。もしくは診断は受けていないが、自分にはそれらの傾向があると思う。

自律神経失調症や不定愁訴の診断を受けている。もしくは診断名がよくわからない原因不明の体調不良がたくさんある。

精神疾患と免疫疾患の家族歴、遺伝要因がある。

過敏性腸症候群、逆流性食道炎、下痢、便秘、その他の消化器の異常を抱えている。

食物アレルギーがある。

よくわからないけど、様々な種類の発疹、原因不明の発疹がある。

低血圧と起立性調節障害と体位性頻脈症候群POTSの診断を受けている。

肩が凝る、全身が凝りやすい。

マッサージや鍼に通っている、もしくは通えないけれども、マッサージや鍼が好き。

原因不明の微熱。37度代の微熱、気持ちの問題で発熱するわけないのに医療機関で「心因性の発熱」と診断を受けている。

原因不明のめまいがあるが医療機関を受診しても原因がわからないため「精神的な問題」と否定されている。

年齢不詳の外見。年齢不相応の外見。年齢よりも極端に若く見えるか年上に見える。

色白でスムーズで綺麗な肌である。

一般的に「美男美女」と呼ばれる外見。プロのモデルとして活動していた。もしくはプロではないが、SNSで素人としてモデルをしている。

音の才能があり音が聞き分けられるので音楽の才能がある。聴覚に関する特殊な才能がある。

外国語が得意で英才教育を受けていないのに英語の偏差値が70以上。

課金してないのに何故か高学歴。高校の偏差値65以上、MARCH以上の学歴。*中退を含む。

アルコール代謝の問題を抱えている、麻酔が効かないので手術の時にびっくりされる、アルコールに弱いのでお酒が飲めない。

※ここに記載してある症状が全ての人に当てはまるということではありません。



特に下記の項目に関しては人数が偶然とは思えないほど多いですので、各グループごとで活動や研究要請を行って(もしくは行う予定で)います。

・発症の約半年〜2年前(多くは半年から1年前、7ヶ月から9ヶ月前の人が多い)の極端な睡眠不足と免疫負荷の時間差後遺症。
(発症の半年から2年前に極端に睡眠時間を削ってリズムが乱れる生活をしている。睡眠不足がない場合は感染症かワクチンで体調不良になっている。)

2023年Hypersomnia Foundation Dr. Lynn Marie Trottie のカンファレンスの発表 https://www.youtube.com/watch?v=H6LVzuMyKa4&t=1s (7分20秒の箇所)によると特発性過眠症の診断を受ける約半数の患者は1年前に睡眠時無呼吸症候群の診断を受けていたとのことです。同一の発表では1年前に32%が気分障害の診断であったとのことです。
欧米では睡眠不足の患者は少ない一方で肥満の患者と睡眠時無呼吸症候群の患者が多いものです。この件では日本国内では睡眠時間の不足による睡眠不足である同一の現象が欧米では睡眠時無呼吸症候群による睡眠不足という形で発表されているものであると受け取っています。
過眠症状を呈する約80%の患者が発症の半年〜一年前に極端な睡眠不足を経験している件に関して当団体は2017年より世界の研究団体に発信しています。
当団体ではこの件の研究が進むことが過眠の原因を解明する上での強い要因であると考えています。

・発達障害とグレーゾーン。
(発達障害の色々なことが当てはまるのに診断未満になってしまう症例を含む。高学歴の美男美女が多く「障害」のイメージからかけ離れている方を多く含む。)

・絵とデザインとハンドメイドが得意。家系的遺伝的な美術や芸術の才能。
(趣味で絵を描いていたり、プロではなくても一般人と比べるとかなり上手な人を多く含む。)

・エーラス・ダンロス症候群とそのグレーゾーン。
(関節の可動域が広くて、体が柔らかくて、自律神経失調症を抱えている。エーラス・ダンロス症候群の診断未満ではあるが、Hypermobility Spectrum Disorderに当てはまる様々な体調不良を抱えている。)

・慢性疲労症候群に似ている症状、感染症やワクチンやコロナ後遺症の類縁症状。
(慢性疲労症候群の診断基準未満ではあるが、微熱や食物アレルギーなど似ている症状を数多く呈している。自律神経失調症や原因不明の体調不良や喘息やアトピー性皮膚炎など免疫やアレルギーに関する様々な不調を抱えている人が多い。)

・虐待経験がある、極端な毒親持ち、家庭環境に問題がある。



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