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社会人を二か月やってみて気づいたこと~とりあえず質問すればいいというわけではない~

社会人になって二か月が経ちました。

入社前、人事の方に言われたことがあります。

新入社員の特権、それは「質問し放題」ということ。


わからないことは聞く。
疑問は積極的に解消する。
先輩上司はきっと答えてくれる。

その考えを常に頭の片隅に入れたまま、今日まで過ごしてきたつもりですが。


先日、上司からの何気ない指摘で、
意外と自分は質問できていないということに気づきました。


それに気づいたとき、始めはショックでした。

分かっていたはずなのに、
意識していたはずなのに、
思い返してみたらできていなかった。


一日の中で何回質問したかと問われれば、
意外としてないな、という結論に至ったんです。
実際に数えてみたことないのでわかりませんが。


質問することが大事なんてわかっていたことなのに、
それができていなかったってすごく悔しくて、
何もできていない自分に苛立って、
お荷物状態から早く抜け出したいと、そう思う今日この頃です。


と、いうわけで、
質問をできていない今の状況を客観的に見てみました。

質問していない=疑問を持っていない=注意深くものごとに取り組んでいない
と、このようにマイナス方面に考えてしまっていたのですが、
きっと、実は違う一面もあるんです。

私は、「疑問を持ったら自分でまず解決しようとしている」ということに気づきました。


あれ?めっちゃいいコトじゃないそれ?


人事の方は、入社直前の私たちにこうも言いました。

「質問する前に、質問事項をまとめておこう」
「質問する前に、まず自分で考えてみたり調べてみたりしよう」

何でもかんでも、そのまま聞けばいいということではない。
自分でもまとまっていないまま聞いたところで、納得できないかもしてない。
本当にわかっていないことは何なのか、精査してから質問しなくてはいけない。

そのことが頭にあったんです。


質問をあまりしていないことに気づいてから数日後、
私は社内システムに関してある疑問がありました。

しかし、それを上司に聞く前に、まず自分で仕組みを調べてみました。
聞けばすぐわかることなのかもしれませんが、
今後これらの仕組みは人に説明できるくらい
中身を把握しておかなければいけないものなので。


そして、自分で調べ、それでもわからなかったことだけ聞きました。

結果的に疑問は解決され、質問と回答をシンプルに簡潔に行うことができました。
これは質問する側にもされる側にもメリットとなるのではないかと思います。


そしてこれは、質問を精査してるがゆえに、質問回数を減らしていることにもなります。
何でもかんでも質問していれば、私のこの疑問を解決するのに10は質問を投げていたかもしれない。

しかし、それは結局一度もメールの往復だけで解決しました。
それを良しと取るか悪しと取るかは、きっとその人次第ですが。


質問の回数や質などについての議論は、
在宅勤務かどうかにも関わってきますよね。

実際出社して同じ空間に居たら質問しやすいとか、
在宅勤務だと質問しにくいとか、いろいろあるじゃないですか。

在宅だと新人は本当に働きにくいなとも感じますし。

とはいいつつ在宅勤務、積極的にしているんですけどね、
コロナ禍で最も安全を担保できるのは外に一切出ないことですから。


そして、この議題に関しては質問される側の振る舞いも重要となってきます。

私の直属の上司(先輩?)は、適宜私の理解度を気にしてくださいます。
「大丈夫?」と一言あるかないかで、聞き手は変わるんです。
わからないことがあれば、そのタイミングで聞ける。
大丈夫なのであれば教える側も安心するでしょう。

一気に話されて質問を後から受けようとする人もいますが、
質問というのは新鮮さが大切ですからね、後からまとめてなんて、
効率が悪く理解度も低下します(そういう感覚があるというだけですが)。


まあもちろん、精査して質問をしている自分に気づけたとはいっても
質問数が少ないのは確かですし、質問の見つけ方や質も良くはないという自覚があります。

同期に、頭が良くていいポイントを突いて質問できる人がいるんですが、
そういうところ、すごく尊敬できます。

頭脳的には同期のみんなに劣っている自覚があって、
それに落ち込んだりもするんですよね。


でもそれは結局、「いい新入社員でいたい」という欲が私にあるから、
と言ってしまえばそうなんです。

人から、上司から、そう見られたいというだけ。
そして完璧でありたいだけ。

なんとも複雑だなと思います。自分のこと。


今後、多角的に物事を捉えて、疑問点を見つける努力をしたいと思います。



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ちなみに余談ですが、
先日「このデータを見て足りない情報を指摘せよ」というような問題に取り組みました。
理系の私は「グラフの縦軸、横軸、別枠に表示されている平均値に単位が無く、平均値にもどの範囲の何の数字なのか定義の記載がない」と答えましたが、
求められていた回答は「このデータからは、登録者数の推移を読み取れはするが、売り上げに関しては読み取ることができない」
ということだったらしいです。

なんだそれ。

人によって観点が違うということを身に染みて感じましたし、
私こういうことよくあって、そういうことじゃないんだよねってところを
突っ込んじゃったりします。それが時に吉と出たり凶と出たり。

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