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紹介したいnote記事「人生で一番美しい日」

冬月剣太郎 猫詩人🐈さんの「人生で一番美しい日」という記事を紹介します。

おのれもふくめて
おぞましい人間の洪水に溺れながら
それでも
人生は美しいと信じたい
苦悩する弱い人間こそ
一番美しいと信じたい
そして弱い人間が
もう悩まないと決心した日が
人生で一番美しい日

人生で一番美しい日| 冬月剣太郎 猫詩人🐈 (note.com)

 表題の「人生で一番美しい日」から、私は「生まれた日」ではないかなと想像しました。

 人が生まれた時は、何のけがれもなく、最も清らかな状態です。その後、いろいろな事を経験するうちに、段々と色がついて綺麗ではなくなっていきますから。

「おのれもふくめて、おぞましい人間の洪水に溺れながら、それでも、人生は美しいと信じたい」

 「おぞましい人間の洪水に溺れながら」と言う表現がすごいですね。今までの人生で、人間の嫌な部分をたくさん見てこられたのでしょう。

「苦悩する弱い人間こそ、一番美しいと信じたい。そして弱い人間が、もう悩まないと決心した日が、人生で一番美しい日」

 混沌とする現代社会、面白おかしく生きている人もいれば、諦めて流されながら生きている人もいます。

 そして「このままで良いのか」と苦悩しながら生きている人もいます。作者には、そういう人が一番美しいと思えたのでしょう。

 その人が「もう悩まないと決心した日」とありますが、どのような経緯でそう決心したのかが気になります。作者には、決心したその人の心の状態が、一番美しいに違いないと思えたのでしょうね。

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