紹介したいnote記事「月の光のなかで」
冬月剣太郎 猫詩人🐈さんの「月の光のなかで」という記事を紹介します。
冬月さんの詩には「月」がよく登場します。月は夜にならないと見えません。太陽の方が月よりも関わっている時間は長いと思うのですが。
でも、太陽は直接見る事が出来ないと考えると、近いようで遠い存在なのかも知れません。
人類がどんなに科学を発達させても、太陽に到達する事は出来ません。ギリシャ神話のイカロスのように溶けてしまうでしょう。
しかし、月に行く事は出来ます。太陽が陽で父のような存在だとすれば、月は陰で母のような存在。だから人類は月に行きたいのかも知れません。
「七十年にわたる人生で、わたしは間違いばかり犯してきた。わたしの人生は間違いの連続だった。そして今回も新たな間違いを犯してしまった。なぜ間違えたのか、どこで道を間違えたのか、いくら考えてもわからない。いつものことである」
振り返ってみると、私も間違いだらけの人生だったと思います。占いの鑑定現場でよく言います。「私たちはいつも、分かれ道で選択してばかりの人生」なのだと。
私の場合、高校受験で間違えた気がします。親に言われるまま受験しましたが、本当は別の高校に生きたかった。それで勉強する意欲を失いました。親に反対されても行きたいところに行くべきでした。
娘・息子には、私のような後悔の多い人生は歩んでほしくないなと思っています。
今こうして、毎日文章を書いているのは、文筆業で生きたかった人生を取り戻そうとしているように思えます。そう考えると、noteやnoterの皆さんと出会えて本当に良かったです。
「月を見あげながら、ひたすら心をととのえる。まず間違いのことを忘れる。仕事のことも忘れる。妻のことも忘れ、自分のことも忘れて、ひたすら詩が降りてくるのを待ちながら、闇に溶けている」
冬月さんの詩を読みながら考える毎日は、私にとって必要な日々なのだと思えます。冬月さんがひたすら詩が降りてくるのを待っているように、私もひたすら文章を書き続けたいと思います。
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